来たるべき「クルディスタン」絵画。椹木野衣評「優美で、優雅で、美しい、粗っぽさ  マドハット・カケイ展」

新潟県新潟市にある砂丘館で開催された「優美で、優雅で、美しい、粗っぽさ マドハット・カケイ展」を美術批評家・椹木野衣がレビュー。マドハット・カケイという画家のルーツや、そこから伺える作品の多色性、そしてこの砂丘館で本展が開催された意味やその作品の周縁に存在した人物たちについて考察する。

REVIEW

PREMIUM

第35回

WORLD REPORT「クアラルンプール」:女性作家の再評価の波 ニルマラ・ドゥット回顧展

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「クアラルンプール」では、その活動や作風が再評価されつつあるマレーシアのアーティスト、ニルマラ・ドゥットの仕事を通覧する「ニルマラ・ドゥット:ステートメント」展を紹介する。ドゥットが生涯をかけて向き合い、主張し続けてきたことは何か。現在の再評価への道のりを金井美樹が考察する。

SERIES / WORLD REPORT

PREMIUM

フランスの名門美術学校「ボザール・ド・パリ」。卒展から見るアーティストへの道

フランスの美術学校でももっとも長い歴史を持ち、モロー、マティスにブランクーシなど数々の著名アーティストを輩出してきたパリ国立高等美術学校。同校を卒業するアーティストたちの創意やプロ意識とは? 昨今のボザールの取り組みやギャラリーとの連携も含め、リポートする。

INSIGHT

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第34回

WORLD REPORT「サンパウロ」:グローバルサウス台頭の時代、不可能を可能へと変える束縛からの解放

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「サンパウロ」では、昨年同地で開催された第35回サンパウロ・ビエンナーレを紹介する。非白人キュレーターらによってグローバルサウスのアーティストを中心に構成されたこのビエンナーレは、既存の西洋的価値観に対しどのような声をあげたのか。仁尾帯刀が論じる。

SERIES / WORLD REPORT

コンサルティング大手・PwCによる現代美術展。「How to face our problems」を代官山ヒルサイドフォーラムで見る

コンサルティング大手のPwCコンサルティングによる初の現代美術展「How to face our problems」が、代官山ヒルサイドフォーラムで開幕する。アルフレド・ジャー、ミリアム・カーン、森万里子、潘逸舟、金光男、涌井智仁の6名の作家の作品が集結した。一般公開会期は2月27日〜3月2日まで。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第33回

WORLD REPORT「ベルリン」:時代を超える芸術表現 ドイツ表現主義と現代アートの対話

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ベルリン」では、ブリュッケ美術館で開催された「残された時間に対する現在の攻撃:戦争と抑圧の芸術的証言」展を紹介する。現在世界各地で起こっている戦争は、過去の戦争とどのように結びつき、鑑賞者に何を訴えかけるのか。展覧会を通じて河内秀子が考察する。

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