新館長・鷲田めるろが語る十和田市現代美術館のポテンシャル。「日本の美術館界に一石を投じるものになりうる」

青森県十和田市にある十和田市現代美術館に、新館長として鷲田めるろが就任する。金沢21世紀美術館の立ち上げや、あいちトリエンナーレ2019にも関わってきた鷲田は、この地方美術館でどのような指揮を執るのか? また鷲田が思い描く十和田の可能性とは?

INTERVIEW

なぜ柳宗理のプロダクトには温かみがあるのか? 展覧会で見るその美意識

戦後日本を代表するプロダクト・デザイナーとして知られる柳宗理。その多岐にわたる仕事の全貌に迫る展覧会「柳宗理デザイン 美との対話」が、島根県立美術館で開催されている。山陰地方と深い関わりを持ち、小さな生活用品から大型の構造物までをも生み出した柳。その作品群から見える、柳宗理の人物像とは?

INSIGHT

絵画のこれからを占う公募コンクール「FACE 2020」。技法も作風も異なる4点を優秀賞に選出

「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を募集する公募コンクール「FACE(損保ジャパン日本興亜美術賞)」。第8回となる「FACE 2020」では、応募作品875点から入選作品71点が選ばれ、合議制で優秀賞などが選出された(グランプリ該当作品なし)。損保ジャパン日本興亜美術館が新建物に移転して「SOMPO美術館」となる前の最後の展覧会として、全入賞作品71点を展示する「FACE展 2020」が3月1日まで開催されている。

NEWS / PROMOTION

北大路魯山人から隈研吾まで。アテネの国立ビザンチン・クリスチャン美術館でふたつの日本美術展が開催

3月19日に行われる東京2020オリンピック聖火引継式にあわせ、アテネの国立ビザンチン・クリスチャン美術館で「北大路魯山人」展と、隈研吾、荒木悠、今津景らが参加する日本現代美術展「Relay to Tokyo―継承と集積」が開催される。会期は3月18日~5月3日。

NEWS / EXHIBITION

作家の視線と実践から見る、コレクション展 高嶋慈評 大阪府20世紀美術コレクション展「ココロヲウツス」

大阪府が所蔵する、20世紀後半の国内外の美術作品約7900点からなる「大阪府20世紀美術コレクション」の活用を目的として、若手アーティストに作品の選定と自作の発表を依頼する企画。第2弾となる今回は、写真家の麥生田兵吾(むぎゅうだ・ひょうご)が招聘された。美術批評家の高嶋慈がレビューする。

REVIEW

1000年後のポケモンを発掘してみる。ダニエル・アーシャムとポケモンがコラボレーションを発表

DIORとコラボレーションするなど、いま世界的に高い人気を集めるダニエル・アーシャムとポケモンによるコラボレーションプロジェクト「Daniel Arsham × Pokémon」が発表された。西暦3020年にポケモンを発掘してみるというコンセプトをもとに、アーシャムはポケモンを題材に彫刻作品を制作する。

NEWS / HEADLINE