彼がまたいだその境界線は何か。中村史子評「式場隆三郎:脳室反射鏡」展

民藝運動、ゴッホ論、精神病理学入門、性教育など、広範にわたる分野で活動し健筆をふるった精神科医・式場隆三郎。彼の多分野にわたる啓蒙の軌跡を、約200点の作品と資料でたどる展覧会が広島市現代美術館で開催された。式場が横断した境界線、またその活動の内奥を、愛知県美術館・学芸員の中村史子が考察する。

REVIEW

札幌のアートスペースCAI02が現ビルでの活動に終止符。最後の展覧会「サッポロ・アート さよなら昭和ビル」が開催中

札幌の大通で2008年5月以来、国内外のアーティストによる展覧会を行ってきたスペース「CAI02」が、現在の場所での活動に終止符を打つ。これを機に、同スペース最後の展覧会「サッポロ・アート さよなら昭和ビル」が開催中だ。会期は9月19日まで。

NEWS / EXHIBITION

落合陽一、猪子寿之らがトークセッション。デジタル・クリエイティブフェス「イノフェス2020」がオンラインで開催

デジタルクリエイティブフェスティバル「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2020 supported by CHINTAI」(イノフェス2020)が10月17日、18日に開催される。落合陽一、猪子寿之ら総勢30名以上によるトークセッションで、コロナとともにある新しい時代の人々の暮らしや社会、エンターテインメントの進化を模索する。

NEWS / HEADLINE

日本画家が手がけた動物が一堂に。「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」が山種美術館で開催

東京・広尾の山種美術館で、竹内栖鳳をはじめとする近代・現代の日本画家が手がけた動物を堪能できる展覧会「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」が開催される。併設展示としてローマ教皇献呈画の守屋多々志《西教伝来絵巻》試作も特別公開。会期は9月19日〜11月15日。

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