ルイーズ・ブルジョワの《Spider》がサザビーズで競売へ。アーティストのオークション記録更新となるか

ルイーズ・ブルジョワの代表作である蜘蛛の彫刻《Spider》(1996)が、5月18日にサザビーズ・ニューヨークのオークションに出品される。3000万ドル〜4000万ドル(約40億5000万円〜54億円)の予想落札額で落札されれば、アーティストのオークション記録を更新することとなる。

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ミュージアム級のアートで精神病棟を飾る。若手から大物アーティストが参加するチャリティ団体ホスピタル・ルームズに迫る

ロンドンを起点とするホスピタル・ルームズは、精神疾患患者を専門とする病院内をアートで飾るチャリティ団体だ。2016年の設立以来アントニー・ゴームリー、ガヴィン・ターク、ジュリアン・オピーらを筆頭に、多くのアーティストの協力を得て数々のコラボレーションを進めてきた。今年7年目を迎え、ますます活動の幅を広げている同団体の設立者ティム・A・ショウとニーヴ・ホワイトに話を聞いた。

INSIGHT

ジャズミュージシャンへのオマージュ。バスキアの大作《Now's the Time》がオークションデビュー

アメリカのジャズミュージシャンであるチャーリー・パーカーへのオマージュとして、ジャン=ミシェル・バスキアが1985年に制作したレコード盤状の大作《Now's the Time》(1985)が、サザビーズ・ニューヨークのオークションに初出品される。予想落札価格は3000万ドル以上(約40億4500万円)。

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PREMIUM

国立新美術館の「ねずみ」はどこからやって来たのか? 築地のはらインタビュー

国立新美術館のパブリックスペースを使った小企画シリーズ「NACT View」。その第2回目として開催されている 「築地のはら ねずみっけ」は、美術館の各所にプロジェクション・マッピングによるねずみのアニメーションが現れ、またARによってねずみを探すこともできる展示として話題を集めている。本作を制作したアニメーション作家・築地のはらに本作を含めた制作について話を聞いた。

INTERVIEW

第64回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:豊かな日常のなかで

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第64回は、滋賀にある「やまなみ工房」で大作を描き続ける井上優さんに迫る。

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第9回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:ジャン・ヌーヴェル設計の新美術館をめぐる3つの謎──START Museum

経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。第9回は、2022年に開館した「START Museum」をお届けする。

PREMIUM

第7回

[ARTIST IN FOCUS] 石垣克子:描くことを通じて思いを交換してきた行為の先にたどり着いた「現風景」

今冬、東京での《基地のある風景》シリーズの発表が続いている石垣克子。1991年の卒業制作で風景画を描き、その後、沖縄で様々な表現を精力的に続けながら、2017年から、再び「現風景」としての風景画に取り組んでいる作家に話を聞いた。