11月24日、森ビルが港区・麻布台に麻布台ヒルズをオープンさせる。本施設は文化もコンセプトの基軸としており、アート関連の施設も多く入居する。
麻布台ヒルズの延床面積は約86万1700平米、オフィスや住宅、商業施設、文化施設、教育機関、医療機関などを擁する。アート関連では「麻布台ヒルズギャラリー」や「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が開設され、各所にパブリックアートも設置される。
ガーデンプラザAの地下に開設される「麻布台ヒルズギャラリー」は、施設面積約2300平米、展示面積約700平米。美術館仕様の設備を備え、アート、ファッション、エンターテイメントなど、多様なジャンルの文化を発信する施設だ。
本ギャラリーのこけら落としとなるのは「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりある瞬間が協和する周期」だ。気候変動をはじめとした社会的課題に取り組むアーティストとして知られるオラファーが、この新たな空間でいかなる展開を見せるのか期待が高まる。
ギャラリーには「麻布台ヒルズギャラリー カフェ/スペース」が併設され、展覧会やイベントとコラボレーションしたカフェや、ポップアップショップとして機能する予定だ。
オラファーの作品はパブリック・アートとして、タワー内にも展示。ほかにも中央広場に奈良美智の作品が3点設置され、曽根裕、ジャン・ワンといったアーティストの作品が、森美術館のキュレーションによりパブリック・アートとして展示される。
チームラボが東京・お台場で展開していた「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」も、移転オープンするかたちでガーデンプラザBの地下1階にオープンする。施設面積は約7000平米を誇り、新作や日本未発表作品も加わるという。
テナントとしては集英社が「集英社マンガアートヘリテージ」を設置。集英社が手がける「マンガアート」のギャラリーで、同プロジェクト初のリアル店舗となる。