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読めば思わず、絵に会いたくなる。原田マハと「一枚の絵」から生まれた物語4選

森美術館設立準備室やニューヨーク近代美術館(MoMA)での勤務経験を活かして、アートの世界を描いた物語を世に送り出してきた小説家・原田マハ。その作品のうち、「一枚の絵」との出会いによって生まれた小説4選を、作中で鍵となる絵画を所蔵・展示する美術館とともに紹介する。

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ホリデーシーズンに贈りたいアートグッズ ベスト12

ホリデーシーズンのプレゼントは、自宅でアートに親しむことができる「アートグッズ」はいかがだろうか。アートファンはもちろん、アートへの入口にも最適なギフトを、都内のミュージアムショップや専門店からピックアップして紹介する。

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高騰する美術館の特別展料金。秋の入館料調査が示すもの

コロナ禍以降、上昇傾向にある日本の美術館・博物館の鑑賞料金。時には2000円を超えるような料金設定があるなか、その実態と背景を『日本の博物館はなぜ無料でないのか?―博物館法制定時までの議論を中心に― 』の著者で博物館制度に詳しい瀧端真理子(追手門学院大学教授)が分析する。

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文化庁メディア芸術祭終了の問題点と今後への提案:草原真知子

次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。その開催中止決定までの経緯における問題点や、メディア・アート分野への影響、今後への提言などを、同祭に初期から携わってきた功労者のひとり、早稲田大学文学学術院・名誉教授の草原真知子に話を聞いた。

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なぜメガギャラリーは“企業化”を進めるのか? 欲望を掻き立てるアートと高級品の蜜月

今年10月、フランスに本拠を置く世界最大の高級品会社・LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が、メガギャラリーのガゴシアンへの出資を検討していることが海外のメディアによって報じられた。その後、ガゴシアンはその噂を否定したが、高級品会社とアート業界が融合する傾向は否定できない。このことが示唆するアートマーケットの変化を、ロサンゼルス在住のアートマーケットのジャーナリストであるCheyenne Assilが解説する。

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ロートレックとミュシャ。ポスターを芸術へと昇華させたふたりのアーティスト

モンマルトルに身をおき、華やかな夜の文化とその舞台裏とを見つめ、描いた、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックと、優美な女性像で一世を風靡した「アール・ヌーヴォーの旗手」アルフォンス・ミュシャ。ともに「ベル・エポック」期のパリでポスター画家としてデビューし、ポスターそのものの地位を「芸術」へと引き上げた存在だ。今回は、大阪中之島美術館の「ロートレックとミュシャ」展出品作とともに、ふたりのデビューに始まる軌跡をたどってみたい。

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なぜ美術館で抗議活動? 石油会社と美術館の蜜月関係の歴史

世界各地で起きている、環境活動団体による芸術文化施設での作品を標的とした抗議活動。10月には「ジャスト・ストップ・オイル」に関連するアクティビストらによる絵画への攻撃が何度も報道され、抗議活動はヒートアップを見せている。本稿では、イギリス国内で起きた抗議活動を振り返りながら、美術館と化石燃料企業の関係性に迫る。

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文化庁メディア芸術祭はどこに行くのか。メディア・アートとアニメーションの作家に聞くその意義とこれから

今年8月、次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。本稿ではメディア芸術祭の終了やその功績、そして今後について、メディア・アートとアニメーション、ふたつの部門で受賞歴がある作家の見解を踏まえつつ考える。

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「ポスト・ファシスト党」勝利とイタリアのゆくえ。海外の美術界が憂う極右・右派ポピュリストの文化政策

2022年9月25日のイタリア総選挙で、「イタリアの同胞(FDI)」を第一党とする右派連合が勝利した。10月21日、同国初の女性首相となったジョルジャ・メローニは、かつての独裁者ムッソリーニを支持したファシストの戦後運動をくむ極右。国際情勢およびイタリア文化への影響を、英・仏メディアを参考に経緯を追う。

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なぜ「所在不明文化財」は生まれるのか? その原因を追う

国や都道府県が文化財に指定していながら、その所在がわからなくなっている美術工芸品、いわゆる「所在不明文化財」が全国に多数確認されている。なぜ、文化財は所在不明になってしまったのか? 所在不明な文化財はどのように見つけるのか? 文化庁の担当者に話を聞いた。

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「新版画」とは何か。国内有数のコレクションを持つ千葉市美術館の学芸員・西山純子に聞く

大正期に浮世絵を新たなかたちで復興することを目指してつくり出され、美しい色彩や叙情的な風景表現でいまも多くの人を惹きつける「新版画」。「新版画 進化系UKIYO-Eの美」(〜11月3日)を開催している千葉市美術館は、国内有数の新版画コレクションを有している。同館学芸員の西山純子に、新版画の解説とその魅力について寄稿してもらった。

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世界のミュージアム入館料事情は? スペイン・アメリカの事例から

論文『日本の博物館はなぜ無料でないのか?―博物館法制定時までの議論を中心に― 』の著者で博物館制度に詳しい追手門学院大学教授・瀧端真理子が、スペインとアメリカのミュージアム入館料制度を紹介。美術館の理念に迫る(本稿の初出は2020年3月8日。値段などの数字は当時のもの)。

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ガブリエル・シャネルは何がすごかったのか。ファッションを社会とともに見つめたその眼差しをたどる

革新性を持ったファッションデザイナーとして、激動の時代を生きたひとりの女性として、多くの人をいまも惹きつけるガブリエル・シャネル。なぜ彼女の仕事や生き方はいまも評価されるのか。ファッション文化論・表象文化論を専門とする平芳裕子に話を聞いた。

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