
美術館がとるべき道は有料化か「ペイ・ワット・ユー・ウィッシュ」か?
近年ロンドンでは、長年に渡って無料で公開していたギャラリーやミュージアムの常設展を経営難対策として有料化するべきという声を聞くようになった。そのいっぽうで、経済格差によって有料の特別展から足が遠いてしまう人々への救済として、払える額だけで鑑賞可能とする「ペイ・ワット・ユー・ウィッシュ」スキームを取り入れ、その結果として来館者数が増えている例もある。

近年ロンドンでは、長年に渡って無料で公開していたギャラリーやミュージアムの常設展を経営難対策として有料化するべきという声を聞くようになった。そのいっぽうで、経済格差によって有料の特別展から足が遠いてしまう人々への救済として、払える額だけで鑑賞可能とする「ペイ・ワット・ユー・ウィッシュ」スキームを取り入れ、その結果として来館者数が増えている例もある。

全国の美術館・博物館のなかには海と近いロケーションにあるスポットも少なくない。ここでは海も一緒に楽しめるミュージアムのなかから、とくに注目したい12ヶ所をピックアップしてお届けする。

ロンドンのホーニマン博物館では主に課外授業でやってくる小学生たちのために、実際に触れることができる所蔵品ハンドリング・コレクションを使ったグループセッションを行っている。週に20回近くも行われるほどの人気プログラムに迫る。

全国の美術館・博物館のなかには山とともに楽しめるスポットも少なくない。ここでは山も一緒に楽しめるミュージアムのなかから、とくに注目したい10ヶ所をピックアップしてお届けする。

夏休みを利用して訪れたい、編集部が注目する展覧会を東京、東日本、西日本の3つにわけてピックアップ。ここでは西日本で見ておきたい展覧会ベスト31をまとめてご紹介する。

2024年8月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

夏休みを利用して訪れたい、編集部が注目する展覧会を東京、東日本、西日本の3つにわけてピックアップ。ここでは東日本で見ておきたい展覧会ベスト30をまとめてご紹介する。

東京の二子玉川ライズ スタジオ & ホールで、身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気づきを独自の視点でとらえなおし作品を制作してきた鈴木康広の個展「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」が開幕。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

7月10日、奈良県立民俗博物館における収蔵品保管施設の問題について、同県知事による「明確なルールを決めたうえで、価値のあるものだけ残してそれ以外は廃棄処分することも含め検討せざるを得ない」といった発言が物議を醸している。民俗資料を保存することの意義や、その難しさについて民俗学者・加藤幸治が論じる。

パリ2024オリンピック・パラリンピック開催に沸くパリに、スケートボードができる彫刻作品が登場。フランス人アーティストのラファエル・ザルカはなぜこの作品をつくったのか?

大阪・長居の大阪市立自然史博物館で、ネコ科の動物たちの進化や行動の特徴に迫る特別展「『ネコ』〜にゃんと!クールなハンターたち〜」が開催中。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

空海ゆかりの数々の寺宝が伝わる京都・神護寺(じんごじ)。その文化財の数々を紹介する創建1200年記念 特別展「神護寺」が東京国立博物館で開催中。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

今年6月、森美術館はブルームバーグ・フィランソロピーズと提携し、日本語と英語の音声ガイドをアプリ「Bloomberg Connects(ブルームバーグ・コネクツ)」にて無料で提供することを開始した。その狙いは?

新千円札の図案に採用された葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》。なぜ、同作は人々の印象に残り、インパクトを与え続けているのか。すみだ北斎美術館学芸員・奥田敦子に寄稿してもらった。

中国・杭州のBY ART MATTERS(天目里美術館)で7月21日まで開催中の「古道具坂田 僕たちの選択」展は、古美術商であり優れた審美眼の持ち主であった坂田和實(1945〜2022)の中国で初めての回顧展となっている。坂田の生涯にわたる美意識の探求を反映した400点以上の品々が厳選して展示されている本展。展示ケースもキャプションもないという、ほかに類を見ないこの展示空間をつくりあげた本展キュレーターの青柳龍太に、展覧会とそのカタログのねらいについてテキストを寄せてもらった。

夏休みを利用して訪れたい、編集部が注目する海外の展覧会をピックアップ。ここでは韓国、香港、台湾でチェックしておきたい展覧会ベスト10をまとめて紹介する。

2024年7月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」が東京・新宿のSOMPO美術館で9月23日まで開催されている。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

7月7日に投開票される東京都知事選。56人というこれまでにない候補者が争う今回の都知事選を契機に、文化政策の専門家である同志社大学・太下義之が、小池都政の文化政策を検証する

2023年10月から続くイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻は世界中に大きな衝撃を与えるとともに、各国では大規模な抗議活動が行われている。日本国内では他国と比較して暴動やデモなどの抗議行動が起こりづらく、また参加が難しいとされているが、SNSで各地の状況を目の当たりにすることができる現代において、日本国内においてもこの連帯運動のなかで幅広い表現と参加のかたちが生まれているように感じられる。本稿では、そういった国内で発生した様々な表現や行動の一部を紹介するとともに、日本社会のなかで社会や政治に関わる表現の新たな動きについて江上賢一郎が考察する。(この記事は2024年5月20日時点に執筆されたものです)