「方丈記に学ぶ―生きるを編み直す小さな建築―」(21_21 DESIGN SIGHT)
21_21 DESIGN SIGHTで、企画展「方丈記に学ぶ―生きるを編み直す小さな建築―」が開催される。

本展は、鴨長明が13世紀初頭に著した『方丈記』と、晩年を過ごした一丈四方、約9平方メートルの庵を手がかりに、現代の暮らしや構築環境を見つめ直す展覧会。建築家・塚本由晴を展覧会ディレクターに迎え、建築家や美術家、デザイナー、企業など多彩な参加者が、それぞれの視点から現代の「方丈庵」を構想する。
会場には、江頭慎、大室佑介+川長組、小渕祐介+中村純らによる複数の庵が出現。内部に入って体験できるものから、鑑賞を通じて世界観を味わうものまで、多様な表現が展開される。『方丈記』の写本や翻訳、庵の歴史に関するリサーチも交え、災害や社会不安、自然との共生をめぐる同書の思想を現代へと接続する。
会期:2026年8月28日~2027年1月11日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
開館時間:10:00~19:00 ※入場は18:30まで(10月31日は~22:00、入場は21:30まで)
休館日:火(9月22日、11月3日は開館)、11月21日~23日、12月27日~2027年1月3日
料金:一般 1700円/大学生 800円/高校生 500円/中学生以下無料
「館蔵品展 さっぱり こってり 江戸絵画」(板橋区立美術館)
板橋区立美術館で、館蔵品展「さっぱり こってり 江戸絵画」が開催される。
本展は、「さっぱり」と「こってり」という対照的なキーワードを通して、江戸絵画の多様性を紹介するもの。筆数を抑え、余白を生かした軽やかな画風を確立した江戸狩野派の祖・狩野探幽をはじめ、濃厚な色彩や緻密な描写を特徴とする南蘋派、西洋の遠近法や陰影法を取り入れた洋風画などを展観する。
伝・佐竹曙山《蝦蟇仙人図》や狩野探幽《富士山図屏風》、田中訥言《夏山黄昏月図》、鈴木其一《蝶ニ芍薬図》などを通して、簡潔さと濃密さが共存する江戸時代の表現を比較。作品の印象をオノマトペで表す美術講座やギャラリートークも実施され、自由な視点から江戸絵画に親しむ機会となる。
会期:2026年8月29日~9月27日
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
開館時間:9:30~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月、9月24日(ただし、9月21日は開館)
料金:無料
「神戸六甲ミーツ・アート2026 beyond」(六甲山上各所)
神戸・六甲山上を舞台に、現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2026 beyond」が開催される。

2010年に始まり、17回目を迎える本芸術祭では、六甲山の自然や眺望、建築、土地に紡がれてきた物語と現代アートが交差する。今年は奈良美智、草間彌生、ジュン・グエン=ハツシバ、さわひらき、梅沢和木、髙橋匡太ら国内外のアーティスト60組が参加し、山上の各所で多様な表現を展開する。
会場は六甲高山植物園やROKKO森の音ミュージアム、自然体感展望台 六甲枝垂れ、安藤忠雄設計の風の教会など広範囲に点在。山を歩きながら作品と出会う昼間の展示に加え、土日祝には光や映像を用いた夜間イベント「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も開催され、時間とともに変化する六甲山の風景を体感できる。
会期:2026年8月29日~11月29日
会場:ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、風の教会、六甲ガーデンテラスエリア、自然体感展望台 六甲枝垂れほか六甲山上各所
開催時間:10:00~17:00 ※会場により異なる
休業日:会期中無休 ※六甲山サイレンスリゾートは月曜休業。月曜が祝日の場合は翌平日休業
料金:昼夜パス 大人4300円・小人1800円 / 昼パス 大人3300円・小人1300円 / 夜パス 大人2000円・小人1000円(山上窓口料金。大人は中学生以上、小人は4歳~小学生、3歳以下無料)
「多田美波―光、凛と ゆれる」(東京都現代美術館)
東京都現代美術館で、「多田美波―光、凛と ゆれる」が開催される。

本展は、戦後日本を代表する抽象彫刻家・造形作家、多田美波(1924~2014)の没後初となる大規模回顧展。初期の絵画から、アクリルやステンレスを用いた彫刻、作家が「光造形」と呼んだシャンデリアや照明まで約70点を展示し、建築造形のパーツや写真、スケッチなどとともに約70年にわたる仕事を紹介する。
多田は、工業素材や加工技術を積極的に取り入れ、光の反射や透過、屈折によって表情を変える造形を生み出した。本展では、銀座の松屋サロンに設置されていた《チェーンデリア》(1963)を原寸大で復元するほか、クリスタルガラス約3000個を用いた《瑞雲》(1973)の一部を再構成。彫刻、建築、デザインを横断した先駆的な実践に迫る。
会期:2026年8月29日~12月6日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5245-4111
開館時間:10:00~18:00 ※展示室入場は閉館30分前まで
休館日:月(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日
料金:一般 1600円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 1100円 / 中高生 640円 / 小学生以下無料
「侍―日本画の革新に挑んだ7人―」(足立美術館)
足立美術館で、秋季特別展「侍―日本画の革新に挑んだ7人―」が開催される。
本展は、明治以降、新時代にふさわしい日本画の創造を目指した7人の画家に焦点を当てるもの。横山大観、竹内栖鳳、菱田春草、川合玉堂、橋本関雪、伊東深水、川端龍子を「近代のサムライ」と位置づけ、伝統を継承しながら画壇に革新をもたらしたそれぞれの表現を紹介する。
大観の《乾坤輝く》や《春風秋雨》、栖鳳の《雨霽》、春草の《猫梅》、龍子の《獻華》《創夜》など、同館を代表する名品を展観。西洋画法の導入や「朦朧体」、巨大な画面を用いる「会場芸術」など、近代日本画を更新してきた画家たちの挑戦をたどる。併催の「秋の横山大観コレクション選」や「シュールな日本画」もあわせて楽しめる。
会期:2026年8月31日~11月30日
会場:足立美術館 本館 大展示室
住所:島根県安来市古川町320
開館時間:9:00~17:30(10月1日以降は~17:00)
休館日:会期中無休
料金:大人 2500円 / 大学生 2000円 / 高校生 1000円 / 小中学生 500円



















