8月に見たい展覧会ベスト17【2/4ページ】

「日伊修好通商条約締結160周年&シモネッタ歿後550年記念特別展 イタリアと日本の文芸作品に描かれた美しきシモネッタ」(丸紅ギャラリー)

 丸紅ギャラリーで、「日伊修好通商条約締結160周年&シモネッタ歿後550年記念特別展 イタリアと日本の文芸作品に描かれた美しきシモネッタ」が開催される。

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 本展は、日伊修好通商条約締結160周年と、ルネサンス期の美女シモネッタ・ヴェスプッチの没後550年を記念する企画展。丸紅が所蔵する日本唯一のサンドロ・ボッティチェリによるテンペラ画《美しきシモネッタ》(15世紀後半)を公開するとともに、シモネッタを題材としたイタリアと日本の文学作品に着目し、その背景にある思想や美意識を読み解く。

 イタリアの詩人アンジェロ・ポリツィアーノの『騎馬槍試合のための詩』や、辻邦生の小説『春の戴冠』を手がかりに、ボッティチェリの代表作《プリマヴェーラ(春)》(1482頃)にも通じるルネサンスの世界観を紹介。絵画と文学を横断しながら、「美しきシモネッタ」が時代を超えて受け継がれてきたイメージの源泉に迫る。

会期:2026年8月6日~9月30日
会場:丸紅ギャラリー
住所:東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3階
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※9月2日・9日・16日は~20:00(入館は19:30まで)
休館日:日・祝
料金:一般 500円

「奥村土牛―名作でたどる100年のあゆみ―」(山種美術館

 山種美術館で、開館60周年記念特別展「奥村土牛―名作でたどる100年のあゆみ―」が開催される。

 本展は、日本画家・奥村土牛(1889〜1990)の画業を、山種美術館が所蔵する135点におよぶ国内屈指のコレクションから紹介する回顧展。初期から最晩年までをたどる約60点を展示し、《鳴門》(1959)《醍醐》(1972)をはじめとする代表作を通して、その100年にわたる創作の軌跡を振り返る。

 また、院展出品作35点を一挙公開するほか、山種美術館創立者・山﨑種二との交流を伝える書簡や資料も展示。雄大な自然や動植物を温かな眼差しで描き続けた土牛の芸術と、美術館との深い関わりをあわせて紹介する。

会期:2026年8月8日~10月4日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(9月21日~23日は開館)、9月24日
料金:一般 1500円 / 【夏の学割】大学生・高校生 500円 / 中学生以下無料

「没後70年 映画監督 溝口健二」(国立映画アーカイブ

 国立映画アーカイブで、「没後70年 映画監督 溝口健二」が開催される。

『露営の歌』(1938) 撮影スナップ (左から山路ふみ子、浦辺粂子、溝口健二、青島順一郎])国立映画アーカイブ所蔵

 本展は、没後70年を迎える映画監督・溝口健二(1898〜1956)の業績を紹介する初の本格的回顧展。『西鶴一代女』(1952)、『雨月物語』(1953)、『山椒大夫』(1954)など世界映画史に名を刻む代表作を軸に、映画制作の歩みや演出術、国際的な評価を、貴重な資料とともにたどる。

 会場では、脚本やスチル、ポスター、衣装デザイン、撮影現場の資料に加え、映像やデジタル展示も交えながら、「溝口組」を支えた宮川一夫、水谷浩、早坂文雄ら名スタッフの仕事にも光を当てる。関連上映やトークイベントも開催され、溝口映画の魅力を多角的に体感できる機会となる。

会期:2026年8月11日~12月13日
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
住所:東京都中央区京橋3-7-6
開館時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※8月28日、9月25日、10月30日は~20:00(入室は19:30まで)
休館日:月、9月8日~17日、10月6日~11日、11月24日~29日
料金:一般 600円 / 大学生・65歳以上・高校生以下・18歳未満 300円 / 障害者手帳をお持ちの方(付添者1名含む)無料

「藤田嗣治生誕140周年特別参観 国宝迎賓館で出会う、フランスのやわらかな風景」(迎賓館赤坂離宮)

 迎賓館赤坂離宮で、「藤田嗣治生誕140周年特別参観 国宝迎賓館で出会う、フランスのやわらかな風景」が開催される。

迎賓館赤坂離宮 (c)PhotoAC

 本企画は、藤田嗣治の生誕140周年を記念して実施される特別参観。迎賓館が所蔵する藤田作品全6点のうち、東・西玄関で公開されている4点に加え、通常は非公開となっている2点を花鳥の間で特別公開する。フランス風俗を描いた大画面作品を、迎賓館の壮麗な空間とともに鑑賞できる貴重な機会となる。

 会期中には、兵庫県立美術館長・林洋子によるトークイベントも開催されるほか、本館参観者には藤田作品をデザインしたポストカードをプレゼント(数量限定)。国宝建築と藤田芸術が響き合う、期間限定の特別公開となる。

会期:2026年8月13日~9月15日
会場:迎賓館赤坂離宮
住所:東京都港区元赤坂2-1-1
電話番号:03-3479-1430(テレフォンサービス)
開館時間:参観日・時間は日によって異なる(詳細は迎賓館公式サイト参照)
休館日:公開日程による
料金:本館・庭園 一般 2000円 / 大学生 1500円 / 中高生 700円/ 小学生以下無料、本館・和風別館・庭園 一般 2500円 / 大学生 2000円 / 中高生 900円 / 小学生以下は参観不可