『映像研には手を出すな!』と「プロセス」を描く映像文化
2020年1月より放送を開始した大童澄瞳のマンガを原作に、湯浅政明が監督したアニメ『映像研には手を出すな!』。アニメーションづくりにのめり込む3人の女子高生の姿を、高い作画技術と演出によって描いた本作。映画史・映像文化論の研究者・渡邉大輔が、他作品とともに本作を検証しながら、今日に隆盛する「プロセスを描く映像文化」について分析する。
2020年1月より放送を開始した大童澄瞳のマンガを原作に、湯浅政明が監督したアニメ『映像研には手を出すな!』。アニメーションづくりにのめり込む3人の女子高生の姿を、高い作画技術と演出によって描いた本作。映画史・映像文化論の研究者・渡邉大輔が、他作品とともに本作を検証しながら、今日に隆盛する「プロセスを描く映像文化」について分析する。
新型コロナウイルスの影響で、全国各地の美術館・博物館が臨時休館しているなか、いまも開館している館をまとめた。休館情報とあわせて確認してほしい(掲載基準は全国美術館会議の加盟館)。※本稿の更新は停止しております。最新情報は「まとめ:全国の美術館・博物館の再開状況」をご覧ください。
新型コロナウイルスの影響により、各地の美術館・博物館が休館となっている。この休館によって開幕が延期や中止となった主要な展覧会を開幕日順にまとめた。
スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できるストリーミングサービス。今回はNetflixから、アーティストのドキュメンタリーやアートワールドで繰り広げられるサスペンスなど、アートを題材にした映画を紹介する。Netflixオリジナルコンテンツ以外は配信期限があるため、気になる作品は早めにチェックしてほしい。
戦後日本を代表するプロダクト・デザイナーとして知られる柳宗理。その多岐にわたる仕事の全貌に迫る展覧会「柳宗理デザイン 美との対話」が、島根県立美術館で開催されている。山陰地方と深い関わりを持ち、小さな生活用品から大型の構造物までをも生み出した柳。その作品群から見える、柳宗理の人物像とは?
新型コロナウイルスの拡大と政府方針を受けて休館する美術館・博物館をまとめました(臨時休館と通常休館が連なる場合は、通常休館も含めた期間を掲載)。(5月27日最終更新)
新型コロナウイルスに対する政府方針を受け、3月16日までの休館を発表した4つの国立博物館。こんなときだからこそ、ネットでミュージアムを楽しもう。
1960年代からニューヨークを拠点にパフォーマンスと映像インスタレーションを融合させた表現を続けてきたジョーン・ジョナス。その活動を記念して、2019年12月に京都で大規模なパフォーマンス公演『Reanimation』(2012年初演)が行われた。雪や動植物をモチーフに、人間中心的ではない時間や世界観を示すその内容は、近年のジョナスの関心のありようを動的に伝えるものだが、この記事では舞台上の彼女から視点を少し左にずらして、舞台下手にいた「演奏者」に移動してみたい。
「北欧のフェルメール」とも称されるデンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ。2008年には国立西洋美術館で初めて展覧会が開かれ、2020年にはその画業と同時代のデンマーク絵画を紹介する展覧会「ハマスホイとデンマーク絵画」が東京都美術館で開催されるなど、高い人気を集める画家だ。ハマスホイの特徴である「室内画」はなぜ生まれたのか? 19世紀デンマークの時代背景から紐解く。
2019年、京都で日本初となる世界で唯一のグローバルな博物館組織ICOM(国際博物館会議)の大会が行われた。3年に一度、世界各国からミュージアムのエキスパートたちが集まるこの大会とはどのようなものだったのか? その詳細を、ICOM会員でもある和歌山県立近代美術館学芸員・青木加苗が振り返る。
2019年10月、関東地方を縦断した台風19号により、9つの収蔵庫への浸水と収蔵品の被害が確認された川崎市市民ミュージアムでは、現在収蔵品のレスキューが懸命に行われている。同館で開館時の1988年から2016年まで、現代写真・デザインに関する展覧会に携わっていたインディペンデント・キュレーター、クリティックの深川雅文に、そのコレクションについて話を聞いた。
東京国立博物館、京都国立博物館、そして奈良国立博物館の3館が、4月1日より常設展の観覧料値上げに踏み切る。SNS上でも賛否を呼んでいるこの値上げについて考えたい。
新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。バウハウス創設100周年を記念して新装版としてよみがえった「バウハウス叢書」や、伝統文化から切り離して語られてきた韓国の近代美術を通史的に描写した『韓国近代美術史』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。
新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。卯城竜太(Chim↑Pom)と美術作家の松田修による「公の時代」におけるアーティストの役割についての討論を収めた『公の時代』や、村上隆に影響を与えた父・福壽郎の初作品集など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。
今年、日本で2回目となる回顧展が開催され注目を集める写真家ソール・ライター。その作品はなぜ現代の人々を惹きつけるのか? ライターがいたニューヨークで過ごし、アートや写真に関するキュレーションや編集を数多く手がける河内タカが、時代背景から紐解く。
2015年にロサンゼルスのダウンタウンにオープンした「ザ・ブロード」。金融と建設事業で大きな成功を収めた富豪イーライ・ブロードとその妻エディスのアートコレクション約2000点が収蔵・公開されている。オープン以降、圧倒的な人気を誇る同館の魅力を取材してきた。
昨年ふたつの場所で展示された小田原のどかの作品を批評する。歌人・斉藤斎藤の作品を引きながら「わたし」について、またゲーム、小説、美術作品における「あなた」という代名詞が指すものの正体を分析。さらに「見る者/見せる者」両者の境界線を越境させる力について考察をめぐらす。
Googleが提供するアートプラットフォーム「Google Arts & Culture」。ここでは、世界各地の美術館博物館をおなじみの「ストリートビュー」で訪問することができる。PCやスマートフォンから行ってみよう。
毎年多くの作品が公開されるアートムービー。2020年にはどのようなラインナップが予定されているのか? 編集部が注目する6本をピックアップしてお届けする。
2020年は、日本だけでなく海外でも注目の新美術館が誕生する。そこでここでは、とくに注目したい5つの美術館を開館順にピックアップしてお届けする。