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NEWS / HEADLINE - 2017.2.9

ゴッホにモネ、フェルメールも!メトロポリタン美術館の作品画像37万点が自由利用可へ

アメリカのメトロポリタン美術館は2月7日、同館が所蔵する37万5000点以上の作品画像を無料で一般利用可能にすると発表した。

メトロポリタン美術館 出展=ウィキメディアコモンズ

 1860年に開館、アメリカを代表する美術館であるメトロポリタン美術館(ニューヨーク)は、同館の新たなオープンアクセスポリシーとして、パブリック・ドメインとなっている作品画像を無料利用化した。ユーザーは著作権による利益を放棄する「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされているものを自由に使用することができ、クレジット表記なども不要となる

ヨハネス・フェルメール 信仰の寓意 1670〜72頃
右下に同作がパブリックドメインであることを示すマークが記載されている

 この新方針について同館ディレクターのトーマス・キャンベルは、「私たちのミッションは、アートを学びたい、楽しみたいと思うすべての人々に対してオープンであること。新たなリソースを提供することで、21世紀のオーディエンスのニーズに応える」とステイトメントで語っている。

 またクリエイティブ・コモンズCEOのライアン・マークリーは「シェアすることは、デジタル時代において、発見やイノベーション、コラボレーションを促進するための基礎だ。(メトロポリタン美術館のCC0利用は)世界にとって莫大なギフト」とコメント。ウィキメディア財団のエグゼクティブ・ディレクター、キャサリン・マーハーも「メトロポリタン美術館は世界中の巨大文化施設のリーダーであることを自ら証明した。他の機関が追随する道を照らしている」と称賛の言葉を贈っている。

 メトロポリタン美術館は年間およそ670万人の来館者を迎え入れている巨大施設だが、今回の作品画像オープン化によって、世界中のインターネットユーザーがより自由に同館のコレクションにアクセスできるようになった。今回オープン利用可能になった作品画像には、フェルメールやゴーギャン、モネ、ゴッホなど数々の名画をはじめ、ヨーロッパのドレス、鎧などの武具、日本の浮世絵などもあり、そのジャンルは多岐にわたっている。この動きに他の美術館がどう反応するのか、今後の動向に注目したい。

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