第34回
WORLD REPORT「サンパウロ」:グローバルサウス台頭の時代、不可能を可能へと変える束縛からの解放
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「サンパウロ」では、昨年同地で開催された第35回サンパウロ・ビエンナーレを紹介する。非白人キュレーターらによってグローバルサウスのアーティストを中心に構成されたこのビエンナーレは、既存の西洋的価値観に対しどのような声をあげたのか。仁尾帯刀が論じる。
第34回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「サンパウロ」では、昨年同地で開催された第35回サンパウロ・ビエンナーレを紹介する。非白人キュレーターらによってグローバルサウスのアーティストを中心に構成されたこのビエンナーレは、既存の西洋的価値観に対しどのような声をあげたのか。仁尾帯刀が論じる。
第33回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ベルリン」では、ブリュッケ美術館で開催された「残された時間に対する現在の攻撃:戦争と抑圧の芸術的証言」展を紹介する。現在世界各地で起こっている戦争は、過去の戦争とどのように結びつき、鑑賞者に何を訴えかけるのか。展覧会を通じて河内秀子が考察する。
第32回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ロンドン」では、同地で開催された「ラゴス、ペッカム、繰り返す:湖巡礼の旅」展、「生きている家」、「私たちは、私たちが何者であるかによって構成される集団である」展の3つを紹介。展覧会を通じて浮き彫りになる、ロンドンの様々な実情や分別されたアートと政治との関係性に注目し、橘匡子が紐解いてゆく。
第31回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ニューヨーク」では、2023年夏にニュー・ミュージアムで開催されたプエルトリコ出身の作家ペポン・オソリオの個展「マイ・ビーティング・ハート」を紹介。オソリオによるインスタレーションはどのような工程で制作され、鑑賞者にどのような視点をもたらしたのか。國上直子が考察する。
第13回
著作権を考えるうえで必須の「著作者人格権」。著作者の人格的利益を守るこの権利について、ライフワークとしてArt Lawに取り組む弁護士・木村剛大が解説する。
第19回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第19回は、森美術館で開催中の「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展(企画:マーティン・ゲルマン、椿玲子)をピックアップする。いま、「エコロジー」をテーマにした展覧会を企画する意義とは? マーティン・ゲルマンが語る。
第72回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第72回は、お茶農家を営みながら独学で作品制作を続ける望月章司さんに迫る。
第8回
世界中に20以上の展示スペースとアートセンターを運営し、アート業界において絶大な影響力を持っているハウザー&ワース。ラーニングや出版、持続可能性といった領域での実践は同ギャラリーにとってどのような意味をもつのだろうか? 共同設立者であるアイワン・ワースとマニュエラ・ワース、そしてパートナーで社長のマーク・パイヨに話を聞いた。
第17回
彫刻家として活動しながら、彫刻研究者、評論家、出版社代表と多彩な顔を持つ小田原のどか。2023年秋、つなぎ美術館(熊本)での個展で住民参画型の「彫刻選挙」を企画した作家に、これまでの活動に通底する「彫刻」というテーマや、現在の関心と意識について話を聞いた。
第16回
国内外各地に中長期にわたり滞在し、社会問題や自然災害について主に映像インスタレーション作品として発表してきたキュンチョメ。フィリピンやハワイの海で制作された新作で構成した、公立美術館での初個展に際して、近年の心境の変化や制作の背景、そして2人が目指す「幸福」について話を聞いた。
第15回
ドローイングと言語との関係を主題に、平面・彫刻・映像・パフォーマンスなどを手がけ、ドローイングの概念を拡張する制作活動を展開している鈴木ヒラク。自身のドローイング論集刊行と合わせて群馬県立近代美術館で個展を開催中の作家に、近況とともに制作をめぐる思考の一端を聞いた。
第2回
パリを拠点とする「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、ダニエル・ブラッシュ(1947〜2022)の作品を日本で初めて紹介する美術展「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」をスタートさせた。会期は4月15日まで。
第71回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第71回は、教員退職後に創作をスタートさせ、96歳のいまも制作を続ける横山海夫さんに迫る。
第13回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は金沢21世紀美術館学芸員であり、The 5th floorやキュラトリアル・コレクティヴHB.としても活動する髙木遊のテキストをお届けする。
第12回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は国際芸術センター青森[ACAC]学芸員の慶野結香による、東北地方で2023年に開催されたベスト展覧会をお届けする。
第12回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。最終回は、2023年に開館した泰康(タイカン)美術館をお届けする。
第11回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はアーティスト/キュレーターの丹原健翔のテキストをお届けする。
第1回
YouTubeチャンネル「Watercolor by Shibasaki(柴崎春通の水彩チャンネル)」で活躍する画家YouTuber・柴崎春通。現在はクレヨン画だけで構成される個展を準備中だ。そんな柴崎が多くの人が絵を描くことの大切さや、自身が監修を務めたぺんてる株式会社のアートクレヨンの魅力を語った。(PR)
第10回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はTikTok、Instagram、 Youtubeなどで美術展や作品の紹介動画を発信するアカウント「耳で聴く美術館」を手がけるAviのテキストをお届けする。
第8回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はアートコンサルタント・塚田萌菜美のテキストをお届けする。