EXHIBITIONS

山本亜由夢、山田康平、三島嶺「young okazaki vol.4」

2024.06.08 - 06.29

(左から)山本亜由夢 vase and sofa 2024、
山田康平 Untitled 2023〜2024 Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo:Kenji Takahashi、三島嶺 羽の生えたナニカ 2024

 MtK Contemporary Artで、山本亜由夢、山田康平、三島嶺による展覧会「young okazaki vol.4」が開催されている。

 本展では、京都に所縁のある若手作家や新進気鋭作家にフォーカスし、山本亜由夢、山田康平、三島嶺の3名の新作絵画を展示。進化を続けるいま注目の作家3名の現時点を見ることができる。

 山本亜由夢は1995年東京都生まれ。2020年に武蔵野美術大学大学院油絵コースを修了。植物や動物、人、あらゆるものの諸相を描く。親密と不和というような対立する関係性を同時に表現。

 山田康平は1997年大阪府生まれ。2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業、2022年に京都芸術大学修士課程美術工芸領域油画専攻を修了、現在は東京を拠点に活動している。

 三島嶺は京都府生まれ。描く、また、描いたイメージを打ち消す三島の絵画には、描くなかで行った「判断」がキャンバスに生々しい痕跡として刻まれている。この軌跡は、幼少期よりダンスに親しんでいた作家の身体性と大きく関係しており、「意味」から逸脱するように描かれたイメージは、安易に解釈されることを拒絶し、描く行為そのものが作家自身の存在の証明となっている。