第59回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:愛しき石よ

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第59回は、様々な表情を浮かべる石の彫刻をつくり続ける小八重政弘さんに迫る。

第12回

アートの実践の場としての古本屋。「コ本や」主宰・青柳菜摘インタビュー

2016年6月より活動するプラクティショナーコレクティヴ「コ本や honkbooks」。青柳菜摘(アーティスト)が主宰し、映像や書籍の制作、展覧会やイベントを企画するメディアプロダクションとして活動、拠点としてブックショップ兼オープン・スペースを運営してきた。同拠点が神楽坂に2回目の移転をするにあたって、主宰である青柳に、これまでの歩みや今後の展望について聞いた。

第2回

art for allが目指す「アーティスト報酬ガイドライン」の制定。実現に向けた座談会(後編)

美術に特化した支援策を求めるために生まれた美術のつくり手と担い手によるネットワーク「art for all」。同団体は美術関係者の労働状況の改善のため、実態把握のためのアンケートの実施や、アーティスト報酬のためのガイドラインの策定、労働組合などの連帯組織の結成といった計画を進めている。art for allの協力のもと、美術分野における報酬ガイドラインの策定に向けた検討の道筋を追う本連載。第1回は策定に向けた座談会を前後編でお届けする。

PREMIUM

文化庁メディア芸術祭終了の問題点と今後への提案:草原真知子

次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。その開催中止決定までの経緯における問題点や、メディア・アート分野への影響、今後への提言などを、同祭に初期から携わってきた功労者のひとり、早稲田大学文学学術院・名誉教授の草原真知子に話を聞いた。

INSIGHT

PREMIUM

第4回

10ヶ月で学ぶ現代アート 第4回:「現代アート」と「近代美術」の違いは?──現代アートの「特性」

文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第4回は、曖昧なようで確かに存在する「現代アート」と「近代美術」の線引きを、理論面から解説する。

第1回

art for allが目指す「アーティスト報酬ガイドライン」の制定。実現に向けた座談会(前編)

美術に特化した支援策を求めるために生まれた美術のつくり手と担い手によるネットワーク「art for all」。同団体は美術関係者の労働状況の改善のため、実態把握のためのアンケートの実施や、アーティスト報酬のためのガイドラインの策定、労働組合などの連帯組織の結成といった計画を進めている。art for allの協力のもと、美術分野における報酬ガイドラインの策定に向けた検討の道筋を追う本連載。第1回は策定に向けた座談会を前後編でお届けする。

ネコ画家ルイス・ウェインの生涯を通じて描く「人と人とのつながり」。ウィル・シャープ監督インタビュー

ネコの魅力を最初に発見し、夏目漱石にも影響を与えたと言われているイギリスの画家、ルイス・ウェイン。生涯妻を愛し、ネコを描き続けたというその画家の数奇な人生を追う映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日より公開される。監督・脚本を務めたウィル・シャープに見どころについて話を聞いた。

INTERVIEW