「いのちの未来+」(MoN Takanawa: The Museum of Narratives)開幕レポート。アンドロイドを用いて「いのちとは何か」を問いかける

東京・高輪ゲートウェイのMoN Takanawa: The Museum of Narrativesで、「いのちの未来+」が開幕した。会期は9月25日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=大橋ひな子(編集部)

ミレニアムヒューマンの「モモ」

 東京・高輪ゲートウェイにあるMoN Takanawa: The Museum of Narrativesで、「いのちの未来+」が開幕した。会期は9月25日まで。

 2025年の大阪・関西万博で話題を集めたシグネチャーパビリオン「いのちの未来」が、アップデートを遂げて東京へと巡回した。本展は、ロボット工学・アンドロイド研究の第一人者である石黒浩(大阪大学教授/ATRいのちの未来研究所客員所長)の監修のもと、アンドロイドを用いて「いのちとは何か」を問いかけるプロジェクトだ。技術革新が加速する現代において、「われわれはいかに新しい技術を選択し、自らのいのちと向き合うのか」という思考の契機を提示することを目的としている。

 本展では、パビリオンでの展示内容をベースに、来館者自身が「いのちの未来」における選択と向き合う新たなシナリオを追加。MoN Takanawaの空間に合わせ、3つのセクションで再構成されている。

ZONE1 いのちの未来

 導入となるZONE1「いのちの未来」では、日本人が古くから事物に「いのち」を宿してきた歴史を紐解く。会場には土偶、埴輪、仏像、能面、文楽人形が並び、人間が歴史的に「人のかたち」をしたものに対し、いかにいのちの宿りを見出してきたかが示される。その系譜の最先端として位置づけられるのがアンドロイドだ。人間に極限まで接近した存在に、われわれは「いのち」を感じ取るのか──。本展は、この原初的な問いからスタートする。

「ZONE1 いのちの未来」の展示風景

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