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CCBTが原宿にリニューアルオープン。アートとデジタルテクノロジーの新たな活動拠点に【2/3ページ】

こけら落としは、SIDECOREによる特別展

 今回のリニューアルオープンにあたってCCBTは、「都市は、想像力を要求する。」をキーワードに、展示、公演、トーク、ワークショップなど、様々なイベントを展開している。

 まず、こけら落としとして開催されるのが、アーティスト・ユニット SIDE COREによる特別展「新道路」(〜2026年1月25日)だ。CCBTの全館を舞台に展開される本展では、異なる価値観や社会制度など、あらゆる境界を「移動」という行為によって横断してきたSIDE COREが、それらを物理的に結ぶ「道路」に着目し、新作の映像インスタレーション作品として提示している。新たな拠点における初の展覧会だからこそ実現した導線設計にも注目したい。

SIDE CORE(左から、松下徹、西広太志、高須咲恵)
SIDE CORE 特別展「新道路」展示風景より。今回の展示は、現在金沢の21世紀美術館で開催されている個展「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」にも通じている ©シビック・クリエイティブ・ベース東京
SIDE CORE 特別展「新道路」展示風景より ©シビック・クリエイティブ・ベース東京
SIDE CORE 特別展「新道路」展示風景より ©シビック・クリエイティブ・ベース東京

 またCCBTでは、「音(サウンド)」を探求するプロジェクト「Sound Atlas(サウンド・アトラス)」を新たに始動。第一弾となる今回は、響き、漏れ、伝播といった「音」の本質をテーマに据え、ライブやパフォーマンス、DJ、インスタレーション、トークなど、多分野とのコラボレーションを通じて新たな可能性を探求していくものとなる。共同キュレーションには小松千倫(音楽家、美術家、DJ)を迎え、12月13日には実践イベント「Sound Atlas #1 極地からの音」も実施された。

小松千倫(音楽家、美術家、DJ) ©シビック・クリエイティブ・ベース東京
「Sound Atlas #1 極地からの音」タイムテーブル ©シビック・クリエイティブ・ベース東京

編集部