EXHIBITIONS

ジャネット・カーディフ 40声のモテット

ジャネット・カーディフ 40声のモテット 2001 聖ヨハネ教会(オーストリア、フェルトキルヒ)での展示風景(2005) Photo by Markus Tretter. Courtesy of the artist and Luhring Augustine, New York / Fraenkel Gallery, San Francisco / Gallery Koyanagi, Tokyo. ©Janet Cardiff

 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「ジャネット・カーディフ 40声のモテット」が開催されている。

 ジャネット・カーディフ(1957〜)はカナダを拠点に活動するアーティスト。サウンドを用いたインスタレーションを制作し、国際的に作品を発表してきた。

 本展では、カーディフの代表作《40声のモテット》を展示。本作は、16世紀イングランドの作曲家トマス・タリスによる楽曲『Spem in Alium(40声のモテット)』をもとに構成されている。楕円形に配置された40台のスピーカーそれぞれからソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスの5声部による聖歌隊の歌声が個別に再生される構成となっている。

 本作は2001年にカナダ国立美術館(オタワ)で初公開され、同館のミレニアム賞を受賞して以降、世界約60ヶ所で展示されてきた。展示室は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のなかでも最大規模で、天井高約7メートルの空間となっている。今回の展示は、原美術館ARC、金沢21世紀美術館、長崎県美術館への巡回後に開催され、本作を国内で鑑賞できる最後の巡回展となる。