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CCBTが原宿にリニューアルオープン。アートとデジタルテクノロジーの新たな活動拠点に【3/3ページ】

コアプログラム「アートインキュベーション」も4年目に突入

 CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション・プログラム」も今年で4年目。今後、この新たな拠点では、2025年度アーティスト・フェローに選ばれた上田麻希、岸裕真、土井樹、藤嶋咲子、山内祥太の5組が、これからの社会や個人の在り方を考えるための「これからのコモンズ」をテーマに、プログラムを展開していく予定となっている。

「アートインキュベーション」参加アーティスト。左から土井樹、岸裕真、上田麻希 ©シビック・クリエイティブ・ベース東京
「アートインキュベーション」参加アーティストより、藤嶋咲子 ©シビック・クリエイティブ・ベース東京

 このほかCCBTでは、原宿移転にあたって開発された、都市の風景をインクにして描くツール「Urban Ink」を使ったワークショップ(12月20日・21日)を実施予定。また、オーストリアの「アルスエレクトロニカ」と連携した体験型インスタレーション「Citizen Manifesto」も、原宿の街なかで展開された(〜12月14日)。

 アートとデジタルテクノロジーによる様々な実践を通じて、都市と創造性の関係をあらためて問い直すことを試みるCCBT。拠点を新たに、今後どのように街と呼応し、実践を社会へと開いていくのか。その展開に引き続き注目したい。

ワークショップ「Urban Ink —街がインクになる」 ©シビック・クリエイティブ・ベース東京
体験型インスタレーション「CCBTxARS ELECTRONICACitizen Manifesto」 ©シビック・クリエイティブ・ベース東京

編集部