とべもり+(プラス)エリア・愛媛県立とべ動物園

「飼育員さんに動物園を案内していただいて、動作の特徴や好きなことなどを聞きながら、ここでかつて暮らしたインドゾウの太郎とハナ子と、園内の動物たちや飼育員さんをデザインしました」と語るのは、モデル・俳優としてもCMや広告を中心に活躍する八木亜希紗。旧インドゾウ舎に、太郎とハナ子が帰ってきたと聞きつけて、シロクマなどが集まってくるストーリーをインスタレーションで描いた。八木は園内の顔ハネパネルやオリジナルマップも手がけた。


同じくインドゾウが暮らした屋内空間で、これからオランウータンがやってくる檻の格子越しに見えるのは、長谷川隆子による切り絵作品。大まかな下絵を描き、細部は作業をしながら即興で切り上げたというこの作品には、空間を占有するダイナミズムと細かな描写の繊細さとが同居する。壁面に映し出される光と影の絵柄にも注目してほしい。





















