演劇・映像部門に選ばれたアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルは1960年ベルギー生まれの振付師/ダンサー。自身のカンパニー「ローザス」の芸術監督として、1980年代以降のコンテンポラリー・ダンス界を牽引してきた人物だ。

Anne Teresa De Keersmaeker
© Anne Van Aerschot
Courtesy of Rosas
ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツに留学し、帰国後に《ファーズ》(1982)を制作。この作品は、スティーヴ・ライヒ(2006年世界文化賞受賞)の音楽と緻密に連動する振り付けによって大きな注目を集めることとなった。翌年にはカンパニー「ローザス」を旗揚げ。デビュー作である《ローザス・ダンス・ローザス》(1983)は、87年にニューヨークの優れた舞台芸術に贈られるベッシー賞を受賞した。
現在は次世代の育成にも取り組んでおり、2021年には自身のアーカイブの保存・研究と若手ダンサーへの奨学金支援を目的とした「ATDK財団」も設立した。

Once, 2002
© Herman Sorgeloos
Courtesy of Rosas

Violin Phase, Fase, 2011
© Herman Sorgeloos
Courtesy of Rosas



















