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第36回世界文化賞にピーター・ドイグ、マリーナ・アブラモヴィッチら【4/7ページ】

 建築部門に選出されたエドゥアルド・ソウト・デ・モウラは1952年ポルトガル生まれ。モダン建築と自然を融合させた建築を数多く生み出しており、その功績からもポルトガル建築界の第一人者としても知られている。

エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
Eduardo Souto de Moura
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association

 代表作には、首都リスボン近郊の《ポーラ・レゴ美術館》(2009)や、ポルトガル北部の修道院を改修した国営ホテル《ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス》(1997)などが挙げられるほか、2004年のサッカー欧州選手権にあわせて設計された《エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ》(2003)は、巨大採掘場と隣りあわせという類を見ない建築物となり、世界中から注目を集めた。2011年にはプリツカー賞、18年にはヴェネチア・ビエンナーレにて金獅子賞を受賞。24年にはフランス文科省から芸術文化勲章を授与された。

『ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス』 1997年
Pousada Mosteiro de Amares, 1997
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
ブラガ市営競技場『エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ』 2003年
Estádio Municipal de Braga, 2003
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association