続いて第二会場では、奈良が中世から近世にかけて甲冑の一大生産地であった点に着目した展示が展開されている。本展では「甲冑のふるさと・奈良」も重要なテーマのひとつになっており、春日大社伝来の甲冑と奈良甲胃師との関係やその特質を紐解く内容となっている。

また江戸時代の火災によって残欠(焼身)となった、重要文化財の兜鉢及鎧金具や、火損前の切型(紙)、復元模造の鎧である 三井記念美術館所蔵 紫糸妻取威鎧(歌絵金物)なども展示されている。近世にかけて行われた克明な調査によって実現した復元や修復の技術についても目の当たりにすることができる。





















