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「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」(森アーツセンターギャラリー)レポート。米国最大規模のコレクションが語る古代エジプト人のいとなみ【3/4ページ】

2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!

 古代エジプトで絶対的な権力を有し、人々の頂点に君臨したファラオ(王)。ピラミッドや神殿などの壮大な建築はもちろん、その壁面や空間、王族の身体を飾った豪華な装飾品や調度品の数々は、王の威光と高い技術力を示す。このステージでは、先王朝時代からプトレマイオス朝時代までの3000年に活躍した12人の王にまつわる遺物が紹介される。それは同時に、エジプトの神々に認められ、あるいは神の名を持っていたファラオの歴史が、ギリシャに起源を持つ名のプトレマイオス王の登場に見られるように、エジプト人による国内統治の終焉をたどることにもなる。

「2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!」展示風景より、《王の頭部》(前2650~前2600頃)。本展注目の頭部は、クフ王ではないかとされているもの
「2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!」展示風景より、左から《クフ王の名前が彫られた指輪》(前664~前404)、《イムヘテプの小像》(前381~前30)
「2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!」展示風景より、《ラメセス2世の石碑》(前1279~前1213頃)。アメン・ラー神とその妻・ムト女神がラメセス2世に王権の象徴を授ける場が表される
「2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!」 展示風景より、 《ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ》 と 《王妃の頭部》(ともに前1353~前1336頃)。美女で知られるネフェレトイティとツタンカーメン王の妻であったアンクエスエン パーアテン王妃の頭部と考えられているもの

編集部

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