国際公募展「富山ガラス大賞展2027」が開催決定。7月1日より作品募集を開始

世界における現代グラスアートの成果を集め、その発展に貢献するために3年に1回開催される国際公募展「富山ガラス大賞展」。その第4回の作品募集がスタートした。

 世界における現代グラスアートの成果を集め、その発展に貢献するために富山市が3年に1回開催している国際公募展「富山ガラス大賞展」。その第4回の作品募集が7月1日よりスタートした。

 1950年代のチェコや60年代のアメリカなどで、ガラスを芸術表現の素材として用いる新しい造形運動に端を発した現代グラスアート。21世紀にますますその表現領域を広げたこの分野で、本展は造形表現の新たな展望を開くと同時に、「ガラスの街とやま」が現代グラスアートの拠点として世界に羽ばたく契機となることを目指している。

「富山ガラス大賞展2024」の展示風景 撮影:末正真礼生
「富山ガラス大賞展2024」で大賞を受賞したタンニャ・パァク《rêverie》(2022) 撮影:末正真礼生

 2018年の初回を皮切りに、これまで3回開催されてきた本展。前回開催の2024年には、世界50の国と地域から785点の応募が寄せられ、国内外から5万人を超える来場者が入選作品を鑑賞した。

 4回目の開催となる今回は7月1日から11月11日まで作品募集を行い、1次審査(書類審査)、2次審査(実作品審査)を経て、2027年5月中旬に受賞作品を発表する予定となっている。

 募集作品はガラスを主体とする芸術作品で、ジャンルや機能は不問。2024年から応募時までに制作された作品で、ほかの公募展に応募していない作品が対象となる。賞金は、大賞(1点)が300万円、金賞(1点)が100万円、銀賞(2点)が30万円、審査員賞(6点)が10万円。

 なお、審査に多角的な視点を取り入れるため、ガラス分野に加え、現代アートや工芸など、様々な分野において国際的に活躍する専門家が審査員を務める。今回審査を担当するのは、ティミ・ランディス(コーニング・ガラス美術館戦後・現代ガラス部門キュレーター、アメリカ)、ウタ・クロッツ(ノイエス・グラス編集長、ドイツ)、エイミー・フロッドシャム(キャンベラ・グラスワークスディレクター、オーストラリア)、チョ・ヘヨン(インディペンデントキュレーター/韓国アート・アンド・デザイン協会名誉館長、韓国)、鷲田めるろ(金沢21世紀美術館館長/東京藝術大学准教授、日本)、土田ルリ子(富山市ガラス美術館館長、日本)。

「富山ガラス大賞展2024」の展示風景 撮影:末正真礼生
「富山ガラス大賞展2024」の展示風景 撮影:末正真礼生

編集部