岡倉天心『茶の本』が新訳・新解説で発売。会田誠の解説も収録

岡倉天心によって書かれ、1906年にアメリカで出版されベストセラーとなった『The Book of Tea(茶の本)』。その出版120周年にあたり、現代語版の新訳『茶の本』(トゥーヴァージンズ)が発売される。

税込価格:2640円

 欧米でかつてベストセラーとなった岡倉天心『The Book of Tea(茶の本)』の出版120周年を記念し、新訳となった『茶の本』(トゥーヴァージンズ)が3月27日に発売される。現代美術家・会田誠による新解説も収録される。翻訳は田内万里夫、翻訳監修は岡倉登志。

 同書は1906年にニューヨークの出版社から刊行。ベストセラーとなり、各国で翻訳され、欧米社会に大きな衝撃を与えた。そこでは日本および東洋の文化や哲学、美意識が語られており、「死の術」を説く武士道に対して「生の術」を謳う同書は日本文化批評を対外的に発信したものとして重要視される。

 今回の新訳では原文の天心の息遣いを重視しつつも、本来の「茶道」がもつ美しさ、柔軟さを表現した、現代人にも読みやすい翻訳を試みたという。また、自身の創作活動において、天心から大きな影響を受けたという会田が、いまを生きる世代に向け、新たな視点で解説している点にも注目だ。

岡倉天心