神奈川県立近代美術館、新館長に長門佐季

神奈川県立近代美術館は、今年3月31日付で退任した水沢勉館長の後任として、4月1日付で長門佐季氏(前企画課長)が新館長に就任したと発表した。

長門佐季

 神奈川県立近代美術館は、3月31日付で退任した水沢勉館長の後任として、4月1日から長門佐季氏が新館長として就任したことを発表した。

 長門氏は1993年から神奈川県立近代美術館に勤務。同館学芸員、主任学芸員を経て2018年から企画課長を務めた。専門は近代日本美術。「シャルロット・ペリアンと日本」(2011年)、「生誕百年 松本竣介展」(2012年)、「生誕110年/没後90年 関根正二展」(2019年)などを担当し、16年3月に閉館した旧鎌倉館のクロージング展覧会「鎌倉からはじまった。Part 1~Part 3」も手がけている。

 長門新館長は就任にあたり、以下のコメントを寄せている。「今年74年目を迎える神奈川県立近代美術館の伝統を継承しつつ、あらたな歴史をひらくべく努めて参りたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます」。

 神奈川県立近代美術館は最初の公立近代美術館として、1951年に鎌倉の鶴岡八幡宮境内に開館。2016年に鎌倉館が閉館し、現在は葉山館と鎌倉別館の2つの建物で活動している。

神奈川県立近代美術館 葉山 撮影=山本糾

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