オランダを代表する画家であり、日本でも非常に高い人気を誇るヨハネス・フェルメール。今年2月から6月にかけて、現存するとされる作品37点のうち28点を展示する過去最大の回顧展がアムステルダム国立美術館で開催され、大きな話題を集めた。
会期中のチケットがわずか2日で完売し、113ヶ国から65万人を動員したこの展覧会が、今度は映画になって登場する。
2024年2月2日より全国順次公開される 『フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-』は、同展の出品作品を紐解くドキュメンタリー。美術館館長やキュレーターの解説、研究で明らかになったフェルメールの手法などによって、フェルメール作品をより深く楽しめるというものだ。
「アート・オン・スクリーン」は、美術史を変えた芸術家たちにスポットを当て、世界の優れた美術展や数々の絵画を高画質の映像におさめ、映画館の大スクリーンで鑑賞するアート・ドキュメンタリーシリーズ。日本でこれまでミケランジェロ、モネ、ゴッホなど9作品が公開されており、本作はその特別編として上映される。