アーツカウンシル東京の芸術活動支援。「東京芸術文化創造発信助成」など3つの事業支援の公募を新たに開始

公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京の芸術活動支援。新たに令和2年度第2期となる「東京芸術文化創造発信助成」「芸術文化による社会支援助成」と、「東京地域芸術文化助成」の三次募集の公募が開始される。

 世界に向けた創造活動や、地域文化振興、社会や都市の課題に取り組む活動などを支援してきた公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京。同財団が、新たに令和2年度第2期の「東京芸術文化創造発信助成」「芸術文化による社会支援助成」の公募を開始、「東京地域芸術文化助成」三次募集の公募も開始されている。

 まず、令和2年度第2期「東京芸術文化創造発信助成」は、東京を拠点とする団体や個人が主催する事業で、「東京都内において実施される公演・展示・アートプロジェクト等の創造活動や、東京都内又は海外で実施される国際的な芸術交流活動、また芸術創造環境の課題に取り組む、分野全体を広く見渡した活動」が対象事業となる。

 対象分野は音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)。

 これまでの同助成の支援事業としては、毛利悠子「Voluta」(2018、ロンドン、カムデン・アーツ・センター)、Chim↑Pom展「広島!!!!!!」(2019、ニューヨーク、Art in General)、PUGMENT「Spring 2020」(2019、東京、People)、「国立奥多摩物語~10月のオーロラ」(2019、東京、国立奥多摩美術館)、「ナイーム・モハイエメン + エリック・ボードレール二人展」(2020、東京、ASAKUSA)、百瀬文個展「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(2020、東京、EFAG EastFactoryArtGallery)、アーツ千代田3331 特別企画展「アーリー90's トーキョー アートスクアッド展」(2020、東京)などが採択されている。

 対象期間は、2021年1月1日以降に開始し2021年12月31日までに終了するもの。7月28日〜9月1日まで、申請を受け付ける。なお、海外における事業で申請者が主催でない場合は、現地の主催者から招聘を受けていることが条件となる。

 また、令和2年度第2期「芸術文化による社会支援助成」は、東京を拠点とする団体が主催する事業で、「さまざまな社会環境にある人がともに参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会の都市のさまざまな課題に取り組む活動」が対象。対象期間と受け付け期間は前述の「東京芸術文化創造発信助成」と同様となる。

 令和2年度「東京地域芸術文化助成」(三次募集)は「東京を拠点とする団体が主催する、都内の無形民俗文化財を活用した地域の文化振興に資する活動や、特定の地域における文化資源を活用した事業」が対象。

 対象期間は2020年10月1日以降に開始し、2021年3月31日までに終了する事業で、申請締め切りは8月17日までとなっている。

 なお、詳細な申請方法や条件は、ウェブサイト(7月28日公開)を参照してほしい。

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