東京・東銀座のアートスペース・SHUTL(シャトル)が、空間デザインをアップデートし、7月24日にリニューアルオープンする。これに伴い、リニューアル企画展「継承のトランジション」が開催される。会期は7月24日~8月30日。
メタボリズム思想を実装する可変空間へ
1960年代の日本で起こった、新陳代謝のように変化、拡張を志向する建築運動「メタボリズム建築」。この運動を代表する建築家・黒川紀章による「中銀カプセルタワービル」のカプセル2基を収納する空間として、2023年10月にオープンしたSHUTL。カプセルの一時撤去を機に約85平米のフルオープン仕様で運営されてきた同スペースが、メタボリズムの思想を空間そのものに実装するべく生まれ変わる。


設計・デザインを担当したのは、建築家の板坂留五(RUI Architects)。今回のアップデートでは、「『いつも』ってなんだっけ?」をコンセプトに、既存のホワイトキューブやフルフラットといった展示空間のあり方を問い直す「可動壁システム」を導入。壁や棚、展示台へと自在に組み替えることができる仕組みとなっており、表現者が空間そのものと向き合い、新たな展示手法を発見するための「実験場(ラボ)」としての機能を拡張させる。
リニューアル企画展「継承のトランジション」
リニューアル後のこけら落としとして、展覧会「継承のトランジション」(7月24日〜8月30日)が開催される。SHUTLの根底にある「伝統と現代の新たな接続」をテーマに、そのプロセスに不可欠な「継承」を、たんなる保存ではなく「受け継がれるたびに変化し続ける動的なプロセス」として捉え直す試みとなる。
本展には、倉敷安耶、JACKSON kaki、MULTISTANDARDのアーティスト3組が参加。それぞれ「昔話」「身体」「道具」をモチーフにしながら、SHUTLの新しい空間と呼応するような表現を展開する。また、会期中の8月9日と30日には、JACKSON kakiによるパフォーマンスの上演も予定されている(1日2回開催、予約不要)。























