Art Center NEWで「Dialectical Landscape / 弁証法的風景」展が開催。「アースワーク」をキーワードに総勢10組が参加

横浜市の新高島駅地下1階にあるArt Center NEWで、「Dialectical Landscape / 弁証法的風景」展が開催される。会期は6月20日〜8月16日。

 横浜市の新高島駅地下1階にあるArt Center NEWで、「Dialectical Landscape / 弁証法的風景」展が開催される。会期は6月20日〜8月16日。

アースワーク」を出発点に

 本展は「アースワーク」をキーワードに掲げたもの。ここでのアースワークとは、1960年代以降の野外で大規模に展開される芸術作品にとどまらない。その運動を広く「堆積、浸食といった大地自体の造形作用と、掘削、埋戻し(あるいは彫像、塑像)といった人間の造形作用が応答し合う場」と捉え、トンネルや堤防等の土木構造物などをも含めながら、人間と大地、サイトとノンサイト、物質と観念といった様々な二項対立を横断する風景を提示する試みだ。

 会場となるArt Center NEWは、みなとみらい線の新高島駅構内に位置している。同駅の空間は、縄文時代の温暖化に伴う海没、明治期の埋め立てによる陸地化、そして地下鉄建設に伴う掘削という歴史を経ており、いまなお壁面から地下水が侵入し続けるなど、それ自体が動き続けるひとつの「アースワーク」であると言える。

 展覧会のコンセプトは、同会場で2025年に実施された芸術理論家・平倉圭によるゲストトーク「知覚、地下、新しさ」を下敷きとしており、タイトルはロバート・スミッソンのテキスト「Frederick Law Olmsted and the Dialectical Landscape」に由来する。

 出展アーティスト・団体は次の10組。淺井裕介、ロジャー・アックリング、伊阪柊、石﨑朝子、ロバート・スミッソン、高橋臨太郎、都市と芸術の応答体、永田康祐、百頭たけし、吉川陽一郎。