日本初個展。ウルス・フィッシャー「間違い探し」がファーガス・マカフリー東京で開催【2/2ページ】

 メインギャラリーとなる1階では、作家本人をかたどった巨大な一対の蝋彫刻《Mirror》が展示される。フィッシャーの代表的なシリーズである「キャンドル・ポートレート」の本作品は、展覧会初日に点火。3ヶ月の会期を通じて彫刻は徐々に溶解し、崩れ落ち、床面に蝋の滴りが蓄積していく。会期終了後に残余は清掃されるが、ふたたび完全な姿で鋳造されることで、死と再生の反復的な循環を体現する。

 また地下階では、1階の「穴」と「修復」のモチーフを引き継いだ没入的なインスタレーションが展開。壁紙を使用し、コンクリートの穴や補修跡とその転写の境界を曖昧にすることで、空間全体が二重化された「鏡の間」へと変容する。いっぽう、壁⾯・床・天井に配置された彩⾊ブロンズ彫刻と遊戯的なドローイングのあいだで「間違い探し」を⾏うことを促すという。

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