今週末に見たい展覧会ベスト19。「知覚の大霊廟をめざして──三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」から「拡⼤するシュルレアリスム」展まで【9/10ページ】

「内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」(神奈川県立近代美術館 葉山館

内間安瑆 Forest Byobu (Autumn‐Stone) 1979 個人蔵

 神奈川・葉山の神奈川県立近代美術館 葉山館で、「内間安瑆(うちまあんせい)・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」が開催される。会期は3月7日〜5月31日。

 日系移民の二世としてアメリカに生まれた内間安瑆(1921〜2000)は、1940年に日本に留学後、画家を志すようになる。戦後には、恩地孝四郎(1891〜1955)や棟方志功(1903〜75)の知遇を得て創作版画を手がけ、変遷をとげながら「色面織り」と呼ぶ独自の木版技法を深化させた連作「Forest Byobu」に至った。

 本展では、幻想的なアッサンブラージュで知られた妻・俊子(1918〜2000)にも焦点を当てながら、イサム・ノグチ(1904〜88)ら関連作家の作品とともに、ふたりの豊かな創作世界を回顧する。

会期:2026年3月7日〜5月31日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山(展示室1、2、3)
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間:9:30~17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、5月4日は開館)
料金:一般1200円 / 20歳未満・学生1050円 / 65歳以上600円 / 高校生100円 /中学生以下と障害者手帳等、ミライロIDを提示の方および介助者原則1名は無料

「能登とartists 能登とともにある、アーティストの思考と行動」(そごう美術館

山本基 時の積層 2025

 神奈川・横浜のそごう美術館で「能登とartists 能登とともにある、アーティストの思考と行動」が開催される。会期は3月7日~4月2日。

 能登半島地震から2年が経過した時期に行われる本展は、能登で活動する作家や能登への思いを作品にする11組のアーティストを紹介するもの。石川に暮らす10組に、石川出身の前本彰子を加えた11組が参加する。

 展示は「自然とともに」「被災した作品、被災からの展開」「日常のなかにある震災」「能登への思いを作品にする」などのテーマで構成。高橋治希による能登の里山里海の草花を描いた新作や、石川幸史が震災前後に撮影した海岸の写真、金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム「スズプロ」《奥能登曼荼羅》や山本優美《わたしのひふはおもたい》といった被災した作品を展示する。

 また、髙橋稜《あの日みたもの》、仮( )-karikakko-による復興の日々を綴る作品、モンデンエミコの刺繍日記を公開。前本彰子《青の天使》、地域の方々と協働したミュージカル「HOME~Grace for All~」に関連する展示、山本基による被災した黒瓦を用いた作品、眞壁陸二による奥能登国際芸術祭出品作の再構成作品も紹介される。

会期:2026年3月7日~4月2日
会場:そごう美術館
住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階
開館時間:10:00~20:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 1400円 / 大学・高校生 1200円 / 中学生以下 無料

編集部