今週開幕
「YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展(国立新美術館)

東京・六本木の国立新美術館で、「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展が開幕した。会期は5月11日まで。会場レポートはこちら。
本展は、テート美術館が自ら編んだ、YBAと90年代英国アートの決定版として位置づけられている。世界最大級の近現代美術コレクションを誇るテート美術館の所蔵作品から、約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証している。
参加作家は、ダミアン・ハースト、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミド、スティーヴ・マックイーン、トレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンスなど。
会期:2026年2月11日~5月11日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(会期中の金土は〜20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:火(ただし5月5日は開館)
料金:一般 2300円 / 大学生 1500円 / 高校生 900円 / 中学生以下、障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)無料 ※3月25日~3月27日は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
タイトルにあるYBAとは、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」を指す言葉。本展は、テート美術館が自ら編んだ、YBAと90年代英国アートの決定版。世界最大級の近現代美術コレクションを誇るテート美術館の所蔵作品から、約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証する。参加作家は、ダミアン・ハースト、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミド、スティーヴ・マックイーン、トレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンスなどそうそうたるラインナップとなる。
保良雄「TOTEM ORGA(H)/トーテムオルガ」(港北水再生センター)

2004年の設立以来、横浜市の創造都市構想のもとでオルタナティブスペースを拠点に活動を展開し、アートを通じて都市や社会の構造を再解釈する実践を重ねてきたBankART1929が主催する保良雄「TOTEM ORGA(H)/トーテムオルガ」が横浜市の港北水再生センターで開幕した。会期は2月13日〜15日、20日〜22日。
会場となるのは横浜市の下水処理施設「港北水再生センター」。横浜市は、港の開港と急速な人口集中を背景に、明治期以降、日本における都市化と衛生行政を先導してきた都市のひとつだ。下水道は、感染症対策や生活環境の改善を目的として段階的に整備され、戦後の高度経済成長期を経て、現在では都市機能を支える不可欠なインフラとして発展してきた。
本展は、保良雄の身体経験を起点に、存在の配置そのものを組み替える試みとして構想された。先天性障がいという立場から存在のあり方と向き合ってきた保良は、人間と非人間、主体と客体といった区分を超え、あらゆる存在を単一の水平軸上に並べ直す視点で世界を捉えてきた。人間の排泄物を汚泥や再生水、資材へと変換する循環装置であり、「自然の循環を模した人工臓器」とも言えるこの場所を舞台に、汚泥、再生水、微生物といった都市の内奥で脈打つ要素が個展を構成する一部として再配置される。
会期:2026年2月13日〜15日、20日〜22日 ※計6日間
会場:港北水再生センター
住所:神奈川県横浜市港北区大倉山7-40-1
開館時間:事前申込のツアー形式(申し込みサイトは2026年1月30日公開)
料金:600円
特設サイト:https://bankart1929.com/yasuratakeshi/
「ジャッド|マーファ展」(ワタリウム美術館)

20世紀美術を代表するアーティスト、ドナルド・ジャッド(1928〜1994)。その実践を、その制作と空間の関係性から再考する展覧会「ジャッド|マーファ展」が、2月15日から6月7日まで、東京・神宮前のワタリウム美術館で開催される。
1960年代以降、ミニマリズムを象徴する立体作品で知られるジャッドは、70年代にニューヨークを離れ、メキシコ国境にも近いテキサス州マーファへと拠点を移した。彼はこの地で、町に残る既存の建築を生活と制作、そして展示の場として再構成し、自身の作品のみならず、ダン・フレイヴィンやジョン・チェンバレンら同時代作家の恒久展示を実現するため、チナティ財団を設立した。作品を一時的に展示するのではなく、空間そのものと不可分なかたちで恒久的に設置するという思想は、ジャッドの芸術観を根底から特徴づけるものだ。
本展では、1950年代に制作された初期の絵画作品から、1960~90年代の立体作品に加え、マーファにおいてジャッドが構想・実践した「空間」そのものを、ドローイング、設計図、映像、写真、資料などを通して多角的に紹介する。とりわけ、展示を「その場限りのパフォーマンスにしてはならない」という彼の強い信念が、作品と建築、土地との関係のなかでどのように具現化されたのかが明らかにされる構成となっている。
会期:2026年2月15日〜 6月7日
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話番号:03-3402-3001
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月(2月23日、5月4日は開館)
料金:大人 1500円 / 大人ペア 2600円 / 学生(25歳以下)・高校生・70歳以上・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで) 1300円 / 小・中学生 500円
「DIG SHIBUYA 2026」

渋谷区とSHIBUYA CREATIVE TECH 実行委員会が共催するテクノロジー×アートイベント「DIG SHIBUYA 2026」が、2月13日から15日までの3日間にわたり開催される。
本イベントは、公園通りや渋谷PARCO、スクランブル交差点など、渋谷の都市空間を舞台に、パフォーマンス、デジタルアート、音楽、AI、参加型プログラムなどを横断的に展開。オフィシャルプログラムの柱のひとつが、公園通りを1日限定で屋外劇場へと変貌させる「DIG SHIBUYA THEATRON」(2月14日14時〜17時予定)だ。企画プロデュースをパルコ、音楽を蓮沼執太が手がけ、建築デザインスタジオALTEMYの空間構成のもと、道路を舞台とする非言語的パフォーマンスが展開される。通行人がそのまま観客となり、都市の日常とアートが交錯する瞬間を生み出す試みだ。
また、渋谷各所のデジタルサイネージを用いた「SCREENS CONTEXTUALIZED」では、40名以上のアーティストが参加し、街全体を「屋外美術館」へと変換。 さらに、深夜のスクランブル交差点では4面のスクリーンを連動させる「Shibuya Crossing Night Art」(2月13日・14日24時〜25時、2月14日・15日0時〜1時)を実施し、様々なアーティストの作品が上映される。
会期:2026年2月13日〜2月15日
会場:渋谷公園通り周辺エリアほか
料金:無料(ただし、一部のプログラムは有料)



















