「『数寄者』の現代ー即翁と杉本博司、その伝統と創造」(荏原 畠山美術館)

東京・白金台にある荏原 畠山美術館で、新館開館一周年記念展として「『数寄者』の現代ー即翁と杉本博司、その伝統と創造」が開催されている。会期は12月14日まで。レポートはこちら。
本展は、同館コレクションと現代美術作家・杉本博司の作品およびそのコレクションで構成するもの。展示は畠山一清が1954年秋に催した新築披きの茶会の道具組を軸に同館コレクションで構成する「数寄者」の現代Ⅰ―即翁 畠山一清の茶事風流(本館2階展示室)と、杉本の作品・コレクションを紹介する「数寄者」の現代Ⅱ―杉本博司 茶道具(新館展示室1〜3)で構成されている。杉本の新作を含めた作品と同館コレクションとのセッションを通して、「数寄の精神と茶の美とは何か」を問う試みだ。
会期:[前期]2025年10月4日~11月9日、[後期]11月12日〜12月14日 ※前後期で展示替えあり
会場:荏原 畠山美術館
住所:東京都港区白金台2-20-12
開館時間:10:00〜16:30 ※入館は開館30分前まで
休館日:月(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金:一般 1500円(1300円) / 高校生・大学生 1000円(900円) / 中学生以下無料(要保護者同伴) ※()はオンラインチケット料金。完全キャッシュレス。
「モーリス・ユトリロ展」(SOMPO美術館)

東京・新宿にあるSOMPO美術館で「モーリス・ユトリロ展」が開催されている。会期は12月14日まで。レポートはこちら。
モーリス・ユトリロは、20世紀初頭のパリの街並みやモンマルトルを描いたことで知られる風景画家。本年はそんなユトリロの没後70年にあたる。
本展では、フランス国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)の協力のもと、同館所蔵の《モンマニーの屋根》(1906〜07)や《ラパン・アジル》(1910)をはじめ約70点の作品と、アーカイブを管理するユトリロ協会が提供する貴重な資料が展示されている。初期の「モンマニー時代」、白壁を主題とした「白の時代」、そして晩年の「色彩の時代」まで、画風の変遷をたどることで、ユトリロの確立した唯一無二の様式に迫る内容だ。
会期:2025年9月20日~12月14日
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(金〜20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月
料金:一般(26歳以上)1800円 / 25歳以下 1200円 / 小学・中学・高校生、障がい者手帳をお持ちの方 無料



















