「日本工芸週間2025」が11月4日より開催。素材と人の創造力に注目し、次世代へとつなぐ

日本の工芸文化の魅力と価値を国内外に発信する「日本工芸週間」。その第4回目が、北の丸公園・旧近衛師団司令部跡(旧・東京国立近代美術館工芸館)で開催される。会期は11月4日〜6日。

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 日本の工芸文化の魅力と価値を国内外に発信する「日本工芸週間(JAPAN CRAFT WEEK)」が、北の丸公園・旧近衛師団司令部跡(旧・東京国立近代美術館工芸館)で開催される。会期は11月4日〜6日。

北の丸公園・旧近衛師団司令部跡(旧・東京国立近代美術館工芸館)

 第4回目の開催となる今年のテーマは「工芸の素(もと)のもと」。日本の工芸を支えてきた木、紙、土、竹、漆などの自然素材は、数千年にわたる風土と人の営みが織りなした「知恵と技の結晶」と言える。本展では、自然素材をたんなる「材料」ではなく、次世代へつなぐべき文化的資産「Heritage Resource(ヘリテージ素材)」として再定義するという。

 3日間の会期中には、重要無形文化財保持者(人間国宝)をはじめとする工芸作家、地域に根ざした職人、次世代作家に加え、企業や教育機関など多様な領域の関係者が参画。風土・技・道具から素材をひも解き、工芸の現在地と課題、そして未来について展示、ワークショップとセッションで展開される。

泥藍​(琉球藍)の​生産 池原幹人
玉鋼 たなべたたらの里

編集部