「GO FOR KOGEI 2025」(富山県富山市、石川県金沢市)

工芸をテーマに現代美術の領域拡大を目指すフェア「GO FOR KOGEI 2025」が、9月13日から金沢市と富山市で開催される。
「GO FOR KOGEI」は、ものづくりが古くから受け継がれる北陸から、ジャンルにとらわれない新たな工芸の見方を発信するプロジェクトだ。2020年より毎年開催されており、5年目となる今年のテーマは「工芸的なるもの」。作家や職人が素材・技法と向き合う態度から生まれる様々な実践を通して、それらがつくり出す多様な暮らしの姿を提案するものとなる。
また、会期中には、地域の歴史・風土を体現する町並みや社寺を会場にした展覧会やイベントのほか、工芸を巡る今日的な課題と可能性について議論を深めるシンポジウムなどが展開される予定だ。
会期:2025年9月13日〜10月19日
会場:富山県富山市(岩瀬エリア)、石川県金沢市(東山エリア)
開館時間:10:00〜16:30 ※最終入場は16:00
休場日:水
料金:一般 2500円 / 学生 2000円 / 高校生以下無料
特別展示・調査報告「再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」(高知県立美術館)

贋作と認定された高知県立美術館所蔵のドイツ人画家、ハインリヒ・カンペンドンクによる油彩画《少女と白鳥》。同作を、収蔵の経緯や科学分析の内容とともに紹介し、作品の真贋を再考する特別展示・調査報告「再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」が9月13日から開催される。
2024年、同館が所蔵する《少女と白鳥》に贋作疑惑が浮上。その後、同館は京都大学准教授・田口かおりと協力して科学分析調査を行い、来歴や証拠資料などを含めて総合的に検討した結果、今年3月に贋作だと判断した。
同展では、田口を監修に迎え、贋作を公開しながら、購入・収蔵の経緯や実施した科学分析の内容もあわせて紹介することで、様々な角度から作品の真贋について「再考」する機会をつくり出すことを試みるという。
会期:[第1期]2025年9月13日~25日、[第2期]10月4日~19日
会場:高知県立美術館 展示室 A
住所:高知県高知市高須353-2
電話番号:088-866-8000
開館時間:9:00〜17:00 (ただし10月4日は〜19:00) ※入場は閉場の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 400円 / 大学生 280円 / 高校生以下・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市の長寿手帳所持者は無料



















