「具体美術協会と芦屋、その後」(芦屋市立美術博物館)

兵庫・芦屋の芦屋市立美術博物館で「具体美術協会と芦屋、その後」が8月31日まで開催されている。会場レポートはこちら。
本展では、1954年に芦屋で結成された「具体美術協会」(具体)が72年に解散するまでの18年間の活動を振り返り、なかでも70年の日本万国博覧会(大阪万博)の参加に向けて準備を進めていた60年代後半からの「具体」の動向を紹介。
また、72年と74年に芦屋のルナ・ホールや滴翠美術館で開催された「芦屋川国際ビエンナーレ」、73年から75年にルナ・ホールで開催された「ルナ・フェスティバル」を資料などから紹介し、芦屋の美術の時間をたどっている。
会期:2025年7月5日~8月31日
会場:芦屋市立美術博物館
住所:兵庫県芦屋市伊勢町12-25
電話:0797-38-5432
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日
観覧料:一般 900円 / 大学・高校生 500円 / 中学生以下 無料
「戦後80年―戦争とハンセン病」(国立ハンセン病資料館)

東京・東村山の国立ハンセン病資料館で、ギャラリー展「戦後80年―戦争とハンセン病」が8月31日まで開催されている。会場レポートはこちら。
本展では「戦時下の療養所」「日本植民地下の療養所」「沖縄戦」などに関連する資料を展示。さらに、従軍中にハンセン病を発症し、ハンセン病療養所への入所を余儀なくされたハンセン病回復者の経験をたどる。
本展は戦争をめぐる記憶に触れ、それを継承することによって、人権が尊重され、病いと障がいを理由とした差別が繰り返されない社会の実現を願って企画されている。
会期:2025年7月19日~8月31日
会場:国立ハンセン病資料館1階ギャラリー
住所:東京都東村山市青葉町4-1-13
開館時間:9:30~16:30 ※入場は16:00まで
休館日:月(ただし、月が祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始、館内整理日
料金:無料
「未知なる世界と出会う ー英国アール・ブリュット作家の現在(いま)」(東京都渋谷公園通りギャラリー)

東京都渋谷公園通りギャラリーで、アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.4「未知なる世界と出会う ー英国アール・ブリュット作家の現在(いま)」が、8月31日まで開催されている。
「アール・ブリュット ゼン&ナウ」は、国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を様々な角度から紹介する展覧会シリーズである。4回目となる今回は、英国の作家を取り上げる。1940年代にフランスで提唱された言葉である「アール・ブリュット」は、1970年代にはイギリスで英語訳され「アウトサイダー・アート」という呼称が生まれた。
本展では、英国を拠点にアール・ブリュット/アウトサイダー・アート分野のキュレーター、プロデューサーやギャラリストとして活躍するジェニファー・ギルバートをゲスト・キュレーターに迎えた。マッジ・ギルやスコッティ・ウィルソンら、長きにわたり知られてきたアーティストから今後の活躍が期待される日本初紹介のアーティストまで、幅広い世代の11名のイギリスのアーティストを紹介している。
会期:2025年6月21日~8月31日
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
住所:東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館1階
電話:03-5422-3151
開館時間:11:00~19:00(8月15日、8月22日、8月29日は〜21:00)
休館日:月(ただし、7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日
観覧料:無料



















