「LOVE」のロバート・インディアナの追悼展が開催。前澤友作のコレクションなど約15点が展示へ

活字体の彫刻「LOVE」シリーズなどで知られるロバート・インディアナ。今年5月に惜しまれつつもこの世を去ったインディアナの追悼展「LOVE & PEACE:ロバート・インディアナ追悼展」が代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラムで開かれる。会期は11月27日〜12月2日。

ロバート・インディアナ LOVE 1966 ©2018 Morgan Art Foundation Ltd./Artists Rights Society(ARS), NY

 ロバート・インディアナ(本名:ロバート・クラーク)は1928年アメリカ出身。米国空軍勤務を経て、45年シカゴ美術館附属美術大学へ入学。エディンバラ大学、ロンドン大学で美術を学んだ後、54年にニューヨークに転居し、アーティストとしての活動を本格的に開始した。

 インディアナはアメリカ社会の実像を描くことを使命に、自身の出身州「インディアナ」をアーティスト名として使用。66年からは彫刻の代表シリーズ「LOVE」の制作をスタートし、「Poeple’s Painter(人々のための画家)」として「愛」や「平和」を謳い続けた。明快な色彩と活字体で「LOVE」をかたどったパブリック・アートのシリーズは、世界各地の街角にも設置。日本では東京・新宿アイランドタワー正面入り口に設置され、親しまれてきた。

ロバート・インディアナ Philadelphia LOVE, 1972 ©2018 Morgan Art Foundation Ltd./Artists Rights Society (ARS), NY Image courtesy of RI Catalogue Raisonné LLC.

 ニューヨークを拠点とする手塚美和子をゲスト・キュレーターに迎える本展「LOVE & PEACE:ロバート・インディアナ追悼展」では、前澤友作のコレクションとともに、インディアナの重要作品を数多く所蔵するモーガン・アート・ファウンデーションのコレクションから、平面や立体作品十数点を展示。

 国内では個展の機会がなかったインディアナの作品に迫る、またとない展覧会になるだろう。

ロバート・インディアナ The Electric LOVE 1966-2000 © 2018 Morgan Art Foundation Ltd./Artists Rights Society (ARS), NY  Image courtesy of RI Catalogue Raisonné LLC.

編集部

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