松下まり子は1980年大阪生まれ。2004年に京都市立芸術大学油画専攻を卒業し、現在は東京在住。KEN NAKAHASHIでの個展は、15年の「MARIKO」、16年の「イド」に続き3度目となる。
16年に第2回CAFAA賞でグランプリを受賞した松下は、副賞として与えられた、ロンドンでのレジデンスプログラムに参加。これまでの絵画表現だけでなく、パフォーマンスや映像、写真を用いた新たな表現に挑戦し、可能性の幅を広げてきた。
会場では、新作のペインティングのほか、ロンドンにて写真家・立石幹人とのコラボレーションで、自らの身体をメディアに用いて制作されたパフォーマンス映像、写真作品など、CAFAA賞受賞後の活動の成果を合わせて展示。本展は、「性愛」と「生きる上での痛み」をテーマに活動してきた松下の現在を知ることができる展覧会となっている。