2019.4.10

五月女哲平のフェルトアートが彩りを添える。DEAN & DELUCAプロデュースの東京音楽大学学食をチェック

世界中の食料品が集結するセレクトショップ「DEAN & DELUCA」が、東京音楽大学が2019年4月に開校する中目黒・代官山キャンパス内の「TCM学生と街のレストラン」をプロデュースした。空間デザインを手がけたのは片田友樹、設計サポートとして有川靖が参加。食堂内のテーブルは、美術家・五月女哲平によるフェルトアートで彩られる。

テーブルの天板を手がけたのは、美術家の五月女哲平
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 世界中の食べ物を集めた食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」を運営する株式会社ウェルカムが、東京音楽大学が2019年4月に開校する中目黒・代官山キャンパスに「TCM学生と街のレストラン」をプロデュース。同大学は「都市型音楽大学」として、最高水準の音楽学習環境のほか、地元地域と共存・共栄できる緑豊かな教育環境づくりにも力を入れ、「音楽により社会貢献できる人材育成」を理念としてきた。

 DEAN & DELUCAはその教育理念に賛同し、同大学の食堂を初プロデュース。そして、中目黒・代官山エリアの新しいコミュニティの場として、DEAN & DELUCA CAFEも同時オープンする。よりいっそう充実した学生生活を「食」を通して提案する試みだ。

 空間デザインを手がけたのは株式会社micelleに籍を置くデザイナー・片田友樹。設計サポートとして有川靖が参加した。音楽大学という特性上、校内は練習用の個室が集合しているため、食堂がキャンパス内に学生同士が自由に集まれる場所となるように長いテーブルを多く配置。テーブルには、美術家・五月女哲平による楽譜をイメージしたフェルトアートが施され、食事とともにアートを楽しめる空間となっている。

 いずれも学生のみならず一般の人も入店可能。地域のコミュニティの場としてはもちろん、結婚式の2次会としても利用することができるという。

食事メニュー イメージ