東京都現代美術館は何が変わる? レストランやカフェもリニューアル

約3年にわたる改修休館を経て、3月29日にリニューアル・オープンを迎える東京・清澄白河の東京都現代美術館。今回のリニューアルではいったい何が変わるのか?

外観イメージ

 2016年5月から約3年にわたる改修休館を経て、今年3月29日にリニューアル・オープンを迎える東京都現代美術館。今回の改修では何が変わるのか? その詳細が明らかにされた。

 今回の改修は、主にインフラ部分と施設部分に分けられる。インフラ部分では各種設備機器が更新。照明がLED化されたほか、館内の床・壁・天井の内装が全面的に更新され、天井は耐震化も施された。加えて、展示室内エレベーターの増設や多目的トイレの拡充を実施。館内外のサインもリニューアルされ、サイン什器はスキーマ建築計画の長坂常、サイン計画は色部デザイン研究所の色部義昭が担当している。

館内イメージ

 施設部分では、美術図書室の什器デザインやレイアウトが一新。映像資料が閲覧できる「メディアブース」と子供が楽しめる書籍を揃えるコーナーが拡充し、「こどもとしょしつ」が新設される。

 また、カフェやレストランもリニューアル。遠山正道が代表を務めるスマイルズが運営する「二階のサンドイッチ」と「100本のスプーン」が出店する。

100本のスプーン
二階のサンドイッチ

 なお3月29日から開催されるリニューアル・オープン記念展は、企画展「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」とコレクション展「MOTコレクション ただいま / はじめまして」の2つ。両展覧会ともに同館コレクションで構成されており、美術館全館でコレクションを大規模に紹介するものとなる(3月29日は入場無料)。

 また、19年度は上記のほか「あそびのじかん」「MOTアニュアル 2019」「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」「ダムタイプ―アクション+リフレクション」「オラファー・エリアソン展(タイトル未定)」「カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展」「ドローイングの可能性」が開催される。

リニューアル・オープン記念ロゴ

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