イケムラレイコ、小林正人、リー・キットらの作品が一堂に。グループ展「シュウゴアーツショー」をチェック

イケムラレイコ、小林正人、リー・キット、アンジュ・ミケーレ、三嶋りつ惠、髙畠依子、戸谷成雄によるグループ展「シュウゴアーツショー」が、東京・六本木のシュウゴアーツで開催される。会期は2月16日〜4月6日。

⼾⾕成雄 襞の塊 III 2015 copyright the artist courtesy of ShugoArts

 東京・六本木のシュウゴアーツで、所属作家によるグループ展「シュウゴアーツショー」が開催される。

 本展では戸谷成雄の彫刻および1990年制作の彫刻に由来する未発表の銅版画作品と、髙畠依子による新作ペインティングを中心に展示。戸谷は47年生まれ、髙畠は82年生まれと世代は違う2人だが、髙畠は戸谷の「視線による斜線構造」という彫刻概念に刺激を受け、絵画の領域で作品化を行う。 

髙畠依⼦ Blue sky dust 2018 copyright the artist courtesy of ShugoArts

 また、2018年12月に自伝小説「この星の絵の具」3部作の上巻を発表した小林正人の初期作品も展示。小説につづられている当時の小林による実作品を見る機会となる。それに加え、現在国立新美術館で「土と星 Our Planet」を開催中のイケムラレイコによる、90年代初頭の貴重なドローイングも紹介。それぞれの作家の軌跡をたどることができる。

⼩林正⼈ クリスマスホワイト 1990 copyright the artist courtesy of ShugoArts

 そのほかにも、リー・キット、三嶋りつ惠の作品や、同ギャラリーでは初披露となるアンジュ・ミケーレによる銀色の支持体を使った絵画が展示される本展。精力的に活動するアーティストたちの作品が一堂に会するこの機会を、逃さずチェックしたい。

編集部

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