安野⾕昌穂は1991年兵庫県⽣まれの美術家。京都精華⼤学でデザインを学び、オランダのヘリット・リートフェルト・アカデミーで現代美術を学んだ。現在は東京を拠点に制作活動を行っている。これまでのおもな個展に「Flower Bed District」(WISH-LESS gallery、東京、2015)、「Between the Real and Surrealism」(CABANE de ZUCCa Daikanyama & Minamiaoyama、東京、2015)、「Full Bloom - 遠雷」(0fr.、パリ、2017)などがある。
安野⾕の絵画は、ドローイング、コラージュ、スプレーペイントなど様々な技法を組み合わせながら、直感、⽪膚感覚、観察、疑問、衝動を描いたもの。ときには直截に、またときにはシュールに描きあげるその柔軟なスタイルは、ファッション、デザインの分野においても注⽬され、これまでにCOMME des GARÇONSやZUCCaなどとのコラボレーションワークを数多く発表。また、2016年にはシンガポールの著名デザイナー、テセウス・チャンとドイツのSTEIDL社が協働で⼿がけたアートブック『STEIDL - WERK No. 23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”』でフィーチャーされた。
今回、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される個展「おしずかに、光有故 / Border of Wonder, Disorder You Shine」は、「光」をキーワードに作品を展開。本展では、和紙を貼ったパネルを用いた新作絵画を中⼼に、未発表の作品や壁⾯に直接描くドローイングも展示されるという。