目標金額は1億円。ミニシアター救済のための「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」スタート

新型コロナウイルスの影響で全国のミニシアターが深刻な打撃を受けるなか、それを救済しようと「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」がスタートした。1億円の調達を目標としている。

「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」のキャンペーンサイト(https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid)より

 新型コロナウイルスの影響で営業自粛せざるをえない全国のミニシアターが、経済的な窮地に立たされている。そんな状況を救うべくスタートしたのが、「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」だ。

 同基金は、映画監督の深田晃司と濱口竜介が発起人となって有志で立ち上げたプロジェクト。資金調達サイト「Motion Gallery」で資金調達を行っており、4月13日時点で1600万円以上が集まっている。

 政府が休業補償に対し消極的な姿勢を見せるなか、このキャンペーンはミニシアターへの緊急支援策として機能。1運営団体あたり平均150万円の分配を目指しており、目標金額は1億円に設定されている。達成されれば、Motion Gallery史上最高額となるという。

 4月13日開始時点での対象劇場は62団体68劇場。4月17日までは、新たなミニシアターの参加を募っている。

 このほか映画関係では、京都・大阪・神戸にあるミニシアターが連名で「Save our local cinemas」というキャンペーンサイトを立ち上げたほか、井浦新や柄本明、是枝裕和、塚本晋也らが呼びかけ人となったSaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトでは署名とクラウドファンディングを実施している。

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