INSIGHT

PREMIUM

すべて“個人”のコレクション。世界で注目のプライベート・ミュージアム10選

自ら築いた巨万の富で美術作品を購入するビッグ・コレクターたち。彼らは作品を購入するだけでなく、自身のコレクションを披露する美術館をオープンさせるなど、そのスケールも桁違い。そんな世界の「個人」が収集した作品が集う、世界のプライベート・ミュージアムを紹介する(本稿は2018年公開記事の改訂版です)。

INSIGHT

PREMIUM

Beepleの衝撃、加速するバブル...「NFT元年」を振り返る

2021年はアート界にとって大きな変化の年だった。NFT(非代替性トークン)を用いたいわゆる「NFTアート」が勃興。超高額での落札や、オークションハウスの参入など、これまでにはない動きがアート界を揺さぶったのだ。この1年間の動きとそのインパクトを、雑誌『美術手帖』でブロックチェーン特集(2018年12月号)およびNFTアート特集(2021年12月号)を担当した編集者・牧信太郎と、スタートバーンCEOの施井泰平が振り返る。

INSIGHT

アートプロジェクトの原理から、全盲の美術鑑賞者とのアート巡りまで。『美術手帖』12月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。「アーツ千代田3331」「東京ビエンナーレ」を手がける中村政人による『アートプロジェクト文化資本論』から、全盲の白鳥建二さんと筆者による新しい美術鑑賞の旅を描いた『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

「感覚のエデン」から、ジャパニメーションに見る「成熟の不能」まで。『美術手帖』12月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。岡﨑乾二郎の多岐にわたる批評活動をまとめた選集から、宮崎駿ら日本のアニメーション監督の作品における「成熟」をめぐる苦闘を論じた1冊まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

PREMIUM

新しくてインターナショナルな「日本人」アーティストコミュニティをつなぐギャラリスト達

ニューヨークとボルチモアにある2つのギャラリーで、日本人・日系人作家達によるグループ展「スウィートホーム Sweet Home」が同時開催された。これまでの「日本人らしさ」とは異なるかたちで10名の作家をプレゼンテーションした本展から見えてくる、新世代の可能性とは?

INSIGHT

PREMIUM

香港のM+がついに開館。国家安全法による制限のなか、表現の自由をどう守るのか?

アジア最大級のヴィジュアル・カルチャー博物館であり、ニューヨーク近代美術館、テート・モダン、ポンピドゥー・センターに比肩する施設と自称する香港の「M+」がついに開館した。ヘルツォーク&ド・ムーロンらが設計した建築やオープニング展、そしてアイ・ウェイウェイらによる政治的に挑発的な作品をめぐる表現の自由について、香港のアートセンター「CHAT」のエグゼクティブディレクターを務める高橋瑞木がレポートする。

INSIGHT

PREMIUM

ギャラリーのためのギャラリー。フリーズの新スペース「No.9 コーク・ストリート」が目指すものとは?

世界でもっとも影響力のあるアートフェアのひとつを主催する、フリーズ。創立30年を迎える今年、ロンドンに初めて常設ギャラリー「No.9 コーク・ストリート」をオープンした。イギリスのアート史で欠かせない通りであるコーク・ストリートの歴史を振り返りつつ、フリーズの新たな挑戦について迫る。

INSIGHT

バンクシーの非公式展やグッズ、アート関係者はどう見るか?

作品が発表されるたびに世間の大きな注目を集める覆面アーティスト、バンクシー。有料の展覧会が世界各国で開催されているが、それらはバンクシー本人が合意していない「非公認」で「非公式」な企画で、作品を使ったグッズ販売も同様だ。本稿では、2回に分けてこの作家不在の“非公式シリーズ”について考える。第2回は、日本現代アート界の関係者はこの状況をどのように見ているのか話を聞いた。

INSIGHT

PREMIUM

ヘラルボニー(HERALBONY )が切り拓く、新たなアートビジネスのかたち

「異彩を、放て。」をミッションに、福祉を起点に新たな文化を創ることをめざした福祉実験ユニットとして活動するヘラルボニー(HERALBONY )。その東京で初となる展覧会が、京橋のBAG-Brillia Art Gallery(バッグ ブリリア アート ギャラリー)で開催されている。彼らの活動から見える、新たなアートビジネスのかたちとは?

INSIGHT

PREMIUM

旅情詩人・川瀬巴水。渡邊庄三郎と二人三脚で切り開いた「新版画」の世界を覗き見る

19世紀後半、浮世絵の衰退に危機感を覚えた版元・渡邊庄三郎が起こした「新版画」運動。その旗手となったのが、「旅情詩人」と称される川瀬巴水だ。スティーブ・ジョブズも愛した川瀬作品はいかに生まれ、「新版画」の世界を切り開いたのだろうか。

INSIGHT

PREMIUM

巨大美術館の「お引越し」に迫る(前編)。1万3000点の収蔵品を移し替える大規模プロジェクト

横浜美術館がYouTubeにアップした「美術館の裏側−作品の大移動」が話題を呼んでいる。この動画は開館以来初となる大規模改修工事のため、収蔵品を美術館の外に移動させるまでの一連の作業を約3分の動画にまとめたもの。コンパクトな動画のなかには、通常の美術館鑑賞者の想像を上回るダイナミックな世界が繰り広げられていた。美術館の引越しという大規模プロジェクトの実情に前後編で迫る。

INSIGHT

劇空間としての写真集から、社会と演劇をつなぐ実践まで。『美術手帖』10月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。写真家・舞台作家の三野新による第一写真集から、社会と演劇をつなぐ実践を行ってきた高山明の『テアトロン』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT