ソウル南部:江南(カンナム)エリア
「Lee Kang So: Emergence and Dissolution」(ロッテ美術館)

1970年代の韓国実験美術を牽引してきたイ・ガンソの、半世紀以上にわたる実践をたどる大規模個展。絵画、彫刻、インスタレーション、版画、写真、映像など約150点を通じ、身体の行為や時間、空間、偶然性を取り込んできた作家の活動を現在の視点から捉え直す。
展覧会タイトルが示す「生成と消滅」を軸に、1970年代の実験的な作品から、カモやシカ、舟などのモチーフと余白を特徴とする近年の絵画までを紹介。作品を固定された完成形ではなく、鑑賞者との出会いによって新たな意味が生まれるプロセスとして提示する。
会期:2026年8月21日〜11月1日
会場:LOTTE MUSEUM OF ART
住所:LOTTE WORLD TOWER (7F), 300, Olympic-ro, Songpa-gu, Seoul
電話番号:+82 1544-7744
開館時間:10:30〜19:00 ※入場は閉館の30分前まで
料金:一般 20000ウォン
「SONGEUN × Unboxing Project: Generative Forms」(SONGEUN)
SONGEUNでは、SONGEUN Art Awardの25周年を記念した「SONGEUN × Unboxing Project: Generative Forms」が開催されている。歴代の受賞者・ファイナリスト179名を集める大規模なグループ展で、Unboxing Projectとの協働によって構成される。会期は8月19日〜10月10日。
展覧会の起点となるのは、25×25センチの合板4枚を収めた共通の「箱」。各作家はこの同一条件から新作を制作し、それぞれ異なる方法で素材と形式を展開する。2001年に若手作家の発掘・支援を目的として始まったSONGEUN Art Awardの25年間を振り返ると同時に、179通りの応答をひとつの空間へと集積することで、世代や媒体を横断する韓国現代美術の断面を提示する。
会期:2026年8月19日〜10月10日
会場:SONGEUN
住所:441 Dosan-daero, Gangnam-gu, Seoul
電話番号:+82 2-3448-0100
開館時間:11:00〜18:30
休館日:日、祝
料金:無料
マリーナ・ラインガンツ「Míope」(White Cube Seoul)
ホワイトキューブ(White Cube Seoul)では、ブラジル出身のマリーナ・ラインガンツ(1983〜)による韓国初個展「Míope」が開催される。サンパウロのスタジオでこの1年間に制作された新作を中心とする展覧会で、会期は9月1日〜10月24日。
ポルトガル語で「近視」を意味するタイトルが示すように、本展では遠景と近景、俯瞰と微視的な視点がひとつの画面上で交錯する。ラインガンツは、幼少期を過ごしたブラジルの農場の記憶や自然環境を出発点に、実在する場所と想像上の風景を混在させてきた。油彩、水彩、刺繍、タペストリーなどを通じ、風景、水面、室内、植物や動物を想起させる断片的な形態が、見る距離に応じて浮上し、再び溶けていく。
会期:2026年9月1日〜10月24日
会場:White Cube Seoul
住所:6 Dosan-Daero 45-gil, Gangnam-gu, Seoul
電話番号:+82 2 6438 9093
料金:無料
エド・アトキンス「1 day in space」(Gladstone)
グラッドストーン(Gladstone)は漢南洞に移転するソウル拠点のオープニング展として、イギリス出身のエド・アトキンス(1982〜)による個展「1 day in space」を開催する。会期は8月31日〜10月31日。大型の新作映像を中心に、写真、彫刻、フロッタージュなどを発表する。
高精細CGやデジタル・アバターを用い、身体や死、喪失、テクノロジーによる代替を考察してきたアトキンス。本展ではその視線を意図的にアナログな手法へと移し、家族写真や家庭生活のイメージを手がかりに、時間の経過と記憶を扱う。新作映像《16th of April 2026, 19.21′30″ (Passive Mech)》(2026)をはじめ、写真が「現実」を保存すると同時に変質させる媒体であることを問い直す。
会期:2026年8月31日〜10月31日
会場:Gladstone Seoul
住所:760, Samseong-ro, Gangnam-gu, Seoul
電話番号:+82 2 6218 0760
開館時間:10:00〜18:00
休館日:日月
料金:無料
Mr.「ON THE THRESHOLD OF TOMORROW」(Perrotin Seoul)

ペロタン(Perrotin Seoul)では、日本のアーティストMr.(1969〜)の個展が開催される。会期は9月1日〜10月24日。
Mr.は1990年代から、マンガやアニメ、ゲームなど日本のサブカルチャーの視覚言語を取り込みながら、少女像や都市の風景を鮮烈な色彩で描いてきた。村上隆のスタジオで活動を始め、いわゆる「スーパーフラット」の文脈とも深く関わってきたMr.だが、その画面には、キャラクター表現の軽やかさと同時に、都市生活の不安や欲望、災害以降の日本社会への意識が繰り返し現れる。
会期:2026年9月1日〜10月24日
会場:Perrotin Seoul
住所:10 Dosan-daero 45-gil, Gangnam-gu, Seoul
電話番号:+82 2 545 7978
開館時間:10:00〜18:00
休館日:日月
料金:無料



















