「會津八一記念博物館」(東京都新宿区)
美術史家であり、歌人、書家としても活躍した會津八一(1881〜1956)のコレクションをはじめ、戦前より行われた考古学の発掘資料、寄贈された近現代の美術作品、土佐林コレクションのアイヌ民族資料など、早稲田大学独自の文化遺産を収蔵するのが1998年に開館した「會津八一記念博物館」だ。開館後は、富岡重憲コレクション、内山コレクション、服部コレクション、小野コレクション、安藤更生コレクションなどの寄贈を受け、現在その収蔵品は5万点以上にもおよぶという。

おもなコレクションには、横山大観と下村観山の合作である《明暗》(1927)や、會津八一が定めた《学規》(1914)、會津コレクションのひとつである唐代の《三彩駱駝 駝丁俑》、アイヌの織物「アットゥシ(樹皮衣)」などを収蔵。展覧会や関連イベントも定期的に開催されており、絵画や工芸、建築、書画までそのジャンルは幅広い。
住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
電話番号:03-5286-3835
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
休館日:水、大学の臨時休業日、年末年始、2月、8月
「慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)」(東京都港区、三田キャンパス)
2021年に開館した「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」は、160年を超える慶應義塾の歴史のなかで集積された学内の文化財や学術資料を相互に連携させ、活用し保存する新たな施設。資料を通じた領域横断的な研究・教育活動の発信と、先端的なIT技術を駆使したアナログ・デジタルの融合による新たな展示収蔵モデルの提案を行っている。

同施設の特徴は、その所蔵品を展示するだけではない。併設されているクリエイション・スタジオを活かした実験的なイベントやワークショップが行われているほか、「目に見える収蔵庫」を意識したガラス張りの収蔵庫前室「オープン・デポ」では、学芸員の日常業務を来館者が垣間見ることができるなど、「開かれたミュージアム」である点が挙げられるだろう。
また、慶應義塾大学が所蔵する文化財をオンライン公開するポータルサイト「Keio Object Hub」も運営されており、同大学で蓄積されたアートやカルチャーを積極的に社会へ発信しようとしている姿勢もうかがい知ることができる。
住所:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス東別館
電話番号:03-5427-2021
開館時間:10:00〜17:00(展示により異なる)※入館は閉館の30分前まで
休館日:土日祝
「霞会館記念学習院ミュージアム」(東京都豊島区)
2025年3月、学習院大学にオープンした大学博物館「霞会館記念学習院ミュージアム」。このミュージアムの前身である学習院大学史料館は、1949年に開学した学習院大学の附置研究施設として75年に設立。開館以来、史・資料の収集・保存、調査・研究、展示・公開 を行い、数多くの展覧会も開催してきた。そのコレクションは古文書、絵画、工芸など25万点を超え、なかでも皇族・華族ゆかりの品々は、貴重な史・資料、美術品群と言える。

新ミュージアムの建物は、建築家・前川國男により設計されたかつての大学図書館を、博物館施設としてリノベーションしたもの。外装は前川建築に特徴的なコンクリート壁を甦らせたいっぽう、内部は機能的な博物館として生まれ変わった。
会場:霞会館記念学習院ミュージアム
住所:東京都豊島区目白1-5-1 学習院大学目白キャンパス内
開館時間:10:00〜17:00
休館日:日、祝日、その他大学休講日・入試期間など
料金:無料



















