
なぜShinwa Wise Holdingsはアートの「メディア」を目指すのか。イ・ギソンの個展に込められた思いとは
アートオークションをはじめ、美術品やワインといった⾼額品の流通にかかる事業を行う企業グループ・Shinwa Wise Holdings株式会社が自社ギャラリーで開催したイ・ギソンの個展。なぜ同社はイ・ギソンを選び、その価値を発信しようとしているのか。展覧会の様子をレポートするとともに、代表取締役・倉田陽一郎に話を聞いた。
アートオークションをはじめ、美術品やワインといった⾼額品の流通にかかる事業を行う企業グループ・Shinwa Wise Holdings株式会社が自社ギャラリーで開催したイ・ギソンの個展。なぜ同社はイ・ギソンを選び、その価値を発信しようとしているのか。展覧会の様子をレポートするとともに、代表取締役・倉田陽一郎に話を聞いた。
日本美術に潜む様々な「癒し」の要素。それを寄せ集めた特別展「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」が、東京・広尾の山種美術館で開催中だ。会期は2024年2月4日まで。
虎ノ門のTOKYO NODE GALLERYで「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」がスタートした。蜷川実花、宮田裕章、Enzoらで結成されたクリエイティブチーム「EiM(エイム)」による没入型インスタレーションが展開されている。
20世紀彫刻の先駆者と評されるコンスタンティン・ブランクーシ(1876〜1957)。その創作活動の全体を日本の美術館では初めて紹介する展覧会「ブランクーシ 本質を象る」が、アーティゾン美術館で開催される。会期は2024年3月30日〜7月7日。
現代美術のアートフェア「ART OSAKA」が次回の会期を発表した。2024年7月18日〜22日の日程で、大阪市中央公会堂、クリエイティブセンター大阪、kagooの3会場で開催される。
シンガポールを拠点に、東南アジアを中心とした歴史の複層を映像やインスタレーションで描き出すアーティスト、ホー・ツーニェン。その個展が東京都現代美術館で開催される。会期は2024年4月6日〜7月7日。
ニューヨークを拠点に活動している現代アーティスト・松⼭智⼀の中国本土での2回目となる大規模個展「雪⽉花のとき」が、上海のPowerlong Museum (宝龍美術館)で開催されている。会期は2024年2月18日まで。
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1969年5月号増刊より特集「人間とテクノロジー」をお届けする。
印象派の画家たちが紙の上に描いた作品だけを集めた「インプレッショニスツ・オン・ペーパー」が、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開幕した。日頃の展覧会では目玉として扱われることが多いキャンバス上の油彩画は一点もなく、パステル画や水彩画などおよそ80点を集めたエキシビションだ。ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホなど印象派、後期印象派として歴史に名を残す錚々たる画家たちが手がけた紙上の作品が一堂に介するまたとない機会となっている。会期は2024年3月10日まで。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年10月号の「ロサンゼルス」では、「アフロ・アトランティック・ヒストリーズ」展、「ハンク・ウィリス・トーマス:私は川を知っている」展、マーティーン・シムズ「故郷では負け犬」展を紹介。ブラック・コンテンポラリー・アートの活発化と、そこで語られる多角的な視点に注目し、廣李果がリポートする。
国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2023」の第7回が12月1日から3日まで開催されている。国内外40に及ぶギャラリーがホテル「ハイアット セントリック 金沢」に集結し、1室1ギャラリーで作品を展示するこのフェア。そのハイライトをお届けする。
東京都現代美術館で「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」がスタート。第19回目の開催となる本展では、「アナログ(創造)」と「デジタル(生成)」の二項対立的な関係性を見直し、そのはざまだからこそ生み出される効果に着目するものとなる。会期は2024年3月3日まで。
様々な場所でツアー形式の作品を発表してきた現代アーティスト、梅田哲也。東京・神宮前のワタリウム美術館の建築にフォーカスし、ひとつのパフォーマンス公演のように展開した展覧会「wait this is my favorite part / 待ってここ好きなとこなんだ」が始まった。会期は2024年1月28日まで。
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第70回は、「手紙」というかたちで自分を表現する河野芽衣さんに迫る。
スプラウトキュレーションで開催された「幽霊の道具」展 を美術評論家・清水穣がレビュー。宇田川直寛、横田大輔、草野庸子、濵本奏、古田直人、渡邊聖子ら6名の写真家による作品から、写真の現在形を紐解き、観測する。そこ見られた特徴や傾向は何か、そこから外れる作家の視点はどこにあるのかを考察する。
「せんだい3.11メモリアル交流館」で開催された倉科光子による「ここに根をはる ─津波のあとの植物たちとその環境」展を美術批評家・椹木野衣がレビュー。地層の変化がもたらす植物の動きをとらえた倉科による水彩画を、椹木が自宅の庭の様子と重ね合わせながら論じる。
京都の観光名所である平安神宮。ここで、クリエイティブカンパニーNAKED, INC.(ネイキッド)が手がける、新たなかたちの夜間参拝「NAKEDヨルモウデ 2023 平安神宮」が12月1日よりスタートした。
アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ。その知られざる画塾の教師としての一面に光を当てる企画展「ミュシャとパリの画塾」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館で開催される。会期は前後期合わせて12月2日〜2024年3月31日。
前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団によって、全国の学生を対象に実施されてきたアートコンペディション「CAF賞」。その第10回目となる今年、ファイナリスト13名による入選作品を展示する「CAF賞2023入選作品展」が東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催される。会期は12月12日〜17日。
今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。