EXHIBITIONS

大久保紗也「物語るレプリカ/Replicas that tell a story」

2024.09.21 - 10.20

Red_Angel 2024 acrylic and oil on canvas panel 1455 × 1120 mm

 京都 蔦屋書店で、大久保紗也による個展「物語るレプリカ/Replicas that tell a story」が開催されている。

 大久保紗也は1992年福岡県生まれ。他者との距離感のつかめなさや理解しきれない感覚をテーマに、日々の生活のなかで描き貯めたドローイングをもとに、身体の一部や人間が日常的にとる多様なポーズを表現。作品展の開催が決まると、大久保はテーマにあったドローイングを選定することから準備をスタートさせる。

 本展では、ポール・オースターの小説「リヴァイアサン」をモチーフとした作品と、これまで描きためた物語をモチーフとしたドローイングから制作した作品をあわせて、約20点の新作絵画を発表。波形のトタン板を支持体にして制作したシリーズや立体作品も含め、様々な表情を見せる作品の数々を見ることができる。