次世代の「スマート・ラグジュアリー・ホテル」を掲げるコンラッド大阪が、6月9日に開業する。大阪の新たなランドマーク「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」の最高層階(33~40階)に開業する同施設では、その重要な要素のひとつとして、アート作品を随所に展示。日本人作家を中心に、国内外のアーティストたちの作品に出会うことができる。
1階のホテルエントランスでは、空気や大気など、透明な流体が起こす現象を視覚化した松尾高弘による映像インスタレーション《PHENOMENON》と、立体的な幾何学折りのプリズムエレメントから構成されたアートシャンデリアがゲストを出迎える。
また、最上階である40階のロビーエントランスでは、京都を拠点に国内外で幅広い活動を展開する彫刻家・名和晃平が手がけた高さ約5メートルの《Fu / Rai》が展示。風神雷神像をモチーフとし、マイクロビーズの瑞々しい球体で構成された同作は、朝・昼・夜と表情を変える。
この《Fu / Rai》の間を抜けた先にあるロビーには、カナダのブレント・コマーによる《Vein》が飾られている。様々な樹木を使った作品を手がけるブレント・コマーが手掛けた同作は、水の都・大阪を象徴するような「水脈」を樹木で表現しているという。
なおこのほかすべての客室、チャペルやアトリウム、宴会場など各所でアート作品に触れることができる。大阪の新たなアートスポットとして注目を集めそうだ。